The Figgs来日記念特集その1 〜はじめに〜
本特集は待望のThe Figgs来日公演を控え、学長のThe Figgsに対する想いをブチまけるコーナーです。
The Figgs来日の一報が入った時、僕は天にも登る気持ちだった。あのバンドサウンドを目の前で体験出来るのだから!The Figgsを知らない方にも是非見ていただきたいと思うので、まずはバンドのプロフィールをご紹介します。
The FiggsはMike Gent、Pete Donnelly、Pete Hayesからなる3ピースパワーポップバンドである。結成は1987年、New York州の中程にあるSaratoga Springs。当初はSonic Undertonesなんてエッジ効いたバンド名だったらしい。当初は高校の同級生Mike Gent、Pete Donnelly、Guy Lyonsの3人でスタート。ドラムGuy Lyonsが脱退し、代わりにPete Hayesが加入して現在のラインナップとなる。これまでに10枚以上のアルバム(メジャーレーベル含む)をリリースしており多彩な楽曲と円熟を極めた演奏力が持ち味の一つである。
彼らはパブロックの大御所、Graham Parker のバックバンドを務めており、1997年にはGraham Parker & The figgs名義でアルバムもリリースしている。The Rumourやその他歴代の凄腕ミュージシャン達とも見劣りしないその演奏力の高さの証明と言えるだろう。
The Figgsの楽曲は根底にパブロックの魂を抱えながらも実に多様である。初期はまさにパブロックな楽曲や、レジェンドパワーポップな楽曲が目白押しなのだが、どこかポップな匂いがする。初期の名曲、Favorite Shirt などはギターポップといっても良いほど爽やかでメロディがたっている。
The Figgs/Favorite Shirt
もちろん、パブロックの歴史にガッツリと絡んでいるだけあって、小気味好いビートとパワフルなボーカルも持ち味である。前述のGraham Parkerに限らずRockpileやElvis Costtelloなどのエッジの効いた楽曲も数多くあるのだ。
The Figgs/Reaction
そして、もう一つ特筆すべきはソングライターを複数擁していることだ。基本的に作曲者がボーカルを取るいわゆるBeatlesスタイルというかSloanスタイルであるのだが、それぞれのバッグラウンドを色濃く出しつつもトータルとしてThe Figgs節になっているところが素晴らしい。僕は特にベーシストPete Donnelly の楽曲が凄まじく好きだ。その声もプレイスタイルも本当に素晴らしい。
The Figgs/Hey Mr.Moonman
更にパブロックからレジェンドパワーポップ、近年のオルタナティブやパワーポップに至るまで着実に進化していくそのスタイルは圧巻である。2010年代に入ってもバンドの勢いは衰えるどころか更に研ぎ澄まされて来ているのだ。
The Figgs/Ravena
ワタナベオサム
【公演詳細】
7月1日(土)
POWERPOP ACADEMY presents『The Figgs Japan Tour in Shinjuku』
会場:新宿 SAMURAI
出演:The Figgs、aeronauts、ROCKBOTTOM
open 18:30 / start 19:00
前売 3,500円 / 当日 4,000円 (+1ドリンク)
前売りチケット販売
http://thistimerecords.shop-pro.jp/?pid=117123342
【The Figgs JAPAN TOUR 2017】
6月20日(火) <秋葉原> Player's Club IkeBECK
6月22日(木) <島根> 江津 光善寺
6月23日(金) <福岡> 福岡 LIV LABO
6月24日(土) <大阪> club WONDER
6月25日(日) <大阪> Club Stomp
6月27日(火) <石川> 金沢 beat hall
6月28日(水) <富山> 富山 DOBU6 どぶろく
6月29日(木) <静岡> 富士 world football bar KICKER
7月1日(土) <新宿> 新宿 SAMURAI 【POWERPOP ACADEMY presents The Figgs Japan Tour in Shinjuku】
7月2日(日) <鎌倉> 鎌倉 Cafe Goatee
1
Jun 13, 2017