Sep 21, 2013
Graham AlexanaderのCD帯に関する誤植のお詫びと訂正
いつもPOWERPOP ACADEMYのリリースをサポートしていただき誠にありがとうございます。 このたび『Graham Alexander』(XQER-1060)の帯コメントに誤植がございました。 謹んで訂正いたしますとともに、お客様及び関係者の皆様にご迷惑をおかけしたことをお詫び申し上げます。
帯文
【誤】歌詞・対訳付き → 【正】対訳付き
なお、歌詞につきましてはアーティストの移行によりパッケージへの掲載を見送っております。オフィシャルサイトには掲載がございます、そちらより御覧ください(http://www.graham-alexander.net/music ※右サイドバー Track Listingの曲名をクリック)
お客様にご迷惑をお掛けしましたことを深くお詫び申し上げます。
このようなことが再び発生しないよう品質管理体制の強化に努めて参りますので、今後ともご愛顧賜ります
よう、何卒宜しくお願い申し上げます。
- POWERPOP ACADEMY
Nov 22, 2010
SUBMIT NEWS
スタッフのFJKです。
なかなかこのBLOGコーナーが更新されないので放置かと思われているようですが。
すみません、放置してました。
世の中の流行り廃りとはまったく別のところで時系列が進行しているパワーポップですが、それでも世界中でいろんな音やニュースが発信されてます。そして、そのほとんどメディアには拾われず個人(バンド)発信となっている現状。ソーシャルネットワークの発展で「それが一番リアルじゃん」という風潮になっているけれど、の人類総だだ漏れ状態では埋もれていくばかりなんじゃないかと感じています。正直、その辺をうまく利用出来ているのってWEEZERだけなのかなと。そりゃぁ奇をてらいすぎてるんでしょうが、そのくらいじゃなきゃ渡っていけない消費社会なんでしょう。
そんな中、POWERPOP ACADEMYでは、パワーポップに関することを小さなことから大きなことまでしっかり発信していけたらと思っています。<SUBMIT NEWS>というニュースタレコミ投稿のページを作ったので”特ダネ”や”持ちネタ”、”あのバンドは今”などある方はご覧ください。ニュースページに採用させていただきます。
ご意見なんかもお気軽に!
Jun 11, 2008
ROCKPILE “ Seconds Of Pleasure”
ROCKPILE / Seconds Of Pleasure
(1980/Columbia, Legacy/UK)
また間が空いてしまいました。ども、やっしです。最近デイヴ・エドモンズのRCA/アリスタ時代、スワン・ソング時代の紙ジャケ再発があったので、その絡みでパワーポップにも馴染み深い名盤をご紹介しましょう。ロックパイルです。
ニック・ロウ、デイヴ・エドモンズというパブ・ロック・シーンの希代の二大ヒーローを擁する4人組ロックパイルは、77年デイヴ・エドモンズのバックバンドとしてその活動をスタート。デイヴ名義の3枚のアルバム("Get It", "Tracks On Wax 4", "Repeat When Necessary") 、ニック名義の1枚のアルバム("Labour Of Love")などに参加。80年にロックパイル名義で発表された唯一のアルバムがこの "Seconds Of Pleasure"(邦題『ロンドンの街角』)です。
完璧なロックンロール・アルバム、そしてパワーポップとしてもマスターピースと呼べる作品でしょう。全曲捨て曲なしのゴキゲンさ。チャック・ベリーからバディ・ホリー、ビートルズ、ビーチ・ボーイズ、ホリーズ、エヴァリー・ブラザーズ、各時代のありとあらゆるスタイルのロックンロールのエッセンスが最良の形で結実している。楽曲のクオリティ、演奏の充実度、ポップとしての咀嚼度、いずれも申し分なく素晴らしい。
パワーポップ・ファンに特におすすめは1曲目のウィルソン・ピケットのカバー "Teacher Teacher"(恥ずかしながらロックパイルがオリジナルだと長らく勘違いしてました…それぐらい素晴らしい出来!)、ウキウキしてくる曲調の3曲目 "Heart" あたりでしょうか。もちろん他の曲も良いですよ。難しいことを考えず楽しく聴き流せるという意味では最高かつ極上のパーティ・アルバムでもあります。
このアルバム後、81年にはロックパイルは解散。その原因は様々な憶測が飛んでいるが、こんな素晴らしいレコードを1枚残してくれただけで十分なんじゃないかと思ってしまいますね。
May 19, 2008
SEVENTEEN “A Flashing Blur Of Stripped Down Excitement”
SEVENTEEN / A Flashing Blur Of Stripped Down Excitement
(2002/Vinyl Japan/JAPAN)
ども、ご無沙汰しています。過去に少しレビューなど書かせていただいていた、やっし@GROOVY*PLACEです。またパワーポップのマスターピース紹介の記事など、ちょこちょこ書かせていただきます。よろしくお願いしますデス。
さて、再開一発目はセヴンティーンの紹介です!
02年にヴィニール・ジャパンよりリリースされたセヴンティーンの編集盤。アルバムを発表するなく、シングル1枚(「ドント・レット・ゴー」)のみリリースして解散してしまった彼らの足跡を捉えた貴重なディスコグラフィーCD。しかし、このコンピレーションも現在は既に廃盤となっており、再発が待たれるところ。
北ウェールズはリール出身の4人組。結成は78年。当初はトイレッツを名乗っていたが、やがてセヴンティーンと改名。ちなみにバンド名はピストルズのあの大名曲(大好き!)から採られたという。メンバーはマイク・ピーターズ(Vo/B)をリーダーに、エディ・マクドナルド(G)、ナイジェル・バックル(Dr)、デイブ・シャープ(G)。
そのサウンドはというとモッド・リヴァイバルを通過したパンク・パワーポップといったところ。そこに隠し味的にマージービート(ビートルズの「プリーズ・プリーズ・ミー」のカバーもあり)。明るく親しみやすいメロディ、ハーモニー、ビート、いずれも素晴らしい。これを嫌いなパワーポップ・ファンなんているのだろうか。
このコンピレーションは、幻となってしまったオリジナル・アルバム「ベスト・オブ・ブリテッシュ」に収録されるはずだった12曲に、既発表のシングル収録2曲を追加した全14曲。
おすすめは何といってもシングル「ドント・レット・ゴー」に尽きるでしょう。パワーポップ史上に残るアンセム・チューン。キャッチーなリフ、打ち鳴らされるハッドクラップ、これで盛り上がらなきゃ嘘だ。マイク・ピーターズほか二人はセヴンティーン解散後、ジ・アラームを結成することになる。
Jul 2, 2007
THE BEAT “The Beat”
THE BEAT / The Beat
(1979/Wagon Wheel/USA)
パワーポップ史に残る名曲 "Hanging On The Telephone"(ブロンディによるカバーが有名)を残したザ・ナーヴスはシングル1枚のみを残し惜しくも解散。3人のメンバーのうちギターのジャック・リーはソロへ、ベースのピーター・ケースはプリムソウルズを結成、そしてドラムのポール・コリンズは楽器をギターに持ち替えマイクを取り、ザ・ビートを結成する。
メンバーはポール・コリンズの他、スティーブン・ホフ、ラリー・ウィットマン、マイケル・ルイーズの4人。その後、UKのスカバンドと同名であった為、ポール・コリンズ・ビートを改名する。セルフタイトルを冠した "The Beat" は79年のリリースした彼らのファースト・アルバムだ。
現在のアメリカン・パワーポップの源流というべき作品で、ノリが良くてロケンローしてて最高。なにしろ曲がキャッチー! 生まれながらにしてクラッシックという離れ業をやってのけています。その音の特徴を端的に例えると、ラモーンズやブロンディ、ディクティターズのようなハイエナジーなロック/パンク・グループのスタイルに近いといっていいだろう。
その「ビート」というバンド名に違わないリズム楽器の小気味良さとエッジのあるギターは、いま聴いても全然古臭さを感じない。マジでカッコ良過ぎです。そのフックのあるメロディとコーラスは、バブルガムぽくもあり、またパンクぽくもあり、一度耳にすればすぐ覚えてしまうような親しみやすさだ。
マフスもカバーしてた "Rock N Roll Girl"(M-1)、Don't Wait Up For Me"(M-4)、エクスプローディング・ハーツがカバーしてた "Walking Out On Love"(M-6)、ちょっとサーフ・テイストな "U.S.A."(M-8)、"Let Me Into Your Life" 等など "Hanging On The Telephone" に負けないぐらいアンセム級のポップ・チューンばかり。全曲捨て曲なし、掛け値なしのマスト・オア・ダイ盤。
現在(これまた名盤の)セカンド "The Kids Are The Same"(82年)と一緒になった 2 in 1 のCDも出ているので、買うならこちらの方をお薦めします。
Jun 29, 2007
Scott McCarl ”Play on”
こんばんわ、オサムです!!
今朝、iPodを聴きながら電車に乗っていました。
僕のiPodのやつは時々中々すごい選曲をしてくれるのです。
今日はパワーポップ談義には必ず出てくるあのRaspberriesのPlay Onがかかりました。
ノリノリで聴いていたら次にやつが選曲したのが、
今日ご紹介するScott McCarlのアルバム「Play on」から「I'll be on my way」でした。
Raspberriesのラストアルバムにメンバーとして参加し、
エリック・カルメンと「Play On」という素晴らしい曲を共作した彼の1997年のソロアルバムからの1曲です。
初めて聴いた時はイントロの印象的なギターリフを聴いただけで、
もう「この曲大好き」と思ってしまったものです。
Jun 25, 2007
20/20 “20/20, Look Out!”
20/20 / 20/20, Look Out!
(1979-81, 1995/Oglio Records, SME/USA)
ある意味において、これはパワーポップのひとつの理想形と言ってもいいかもしれない。「甘さ」「カッコよさ」「ポップさ」の3拍子揃ったパワーポッパー、20/20(トウェンティ・トウェンティ)のご紹介です。
20/20 はオクラホマ州タルサの高校の同級生だったスティーブ・アレン(G.&Vo.)とロン・フリント(B.&Vo.)の二人を中心に結成。その後ロスに移り、メンバー交代を繰り返しながら、現在のバンド名 20/20 となる。78年にボンプよりシングル "Giving It All" でデビュー。これが初期ビートルズを思わせる3コードのシンプルなロックンロールでいい。アルバムには残念ながら未収だが、ボンプの20周年2枚組コンピ "Destination: Bomp!" で聴ける。79年にセルフタイトル・アルバム "20/20" でデビュー。81年にセカンド "Look Out!" をリリース。今回紹介するCDはそれら2枚のアルバムを1枚にまとめて95年に再発されたもの。
お気に入りの曲をいくつか挙げてみよう。まずは、その後のLAパワーポップ・シーンの賛歌(アンセム)的存在にもなった M-2 の "Yellow Pills"。ファンジンやコンピCDシリーズの名前に採られたので耳にしたこともあるだろう。エッジはさほどないが、アップリフティングで胸にグッとくる名曲だ。続く M-3 "Cheri" は熱いロッキン・チューンで、耳に残るリフレインと分厚いコーラスが素敵。ちょっとパブロック的な雰囲気でドライヴィンなギターがシビれる M-6 "Tonight We Fly"、ヴェルクラがライブでカバーしていた M-7 "Remenber The Lightning" も名曲(ちなみにヴェルクラ版のこの曲は "Rock Concert" というライブ盤で聴けます)。M-10 "Backyard Guys" も忘れてはならない。セカンドのオープニング・チューン M-13 "Nuclear Boy" はいちばん大好きな曲。パワポ好きでこの曲が嫌いな人なんているんだろうか。サビのユニゾンなんて、思わずシンガロングしてしまうこと必至。
まだまだ好きな曲は多いのだが、文字数が尽きた。残りはぜひ自分の耳で確かめて欲しい。捨て曲なしなので、他にもきっと引っかかる曲がたくさん見つかるだろうと思う。
Jun 24, 2007
SHOES ”Present Tense, Tougue Twister (2 in 1)”
SHOES / Present Tense, Tougue Twister (2 in 1)
(1979-1981, 1988/Elektra, Black Vinyl Records/USA)
パワーポップを成立させる三要素を「ビート」「メロディ」「ハーモニー」とするならば、このバンドはやや「ビート」は弱めかもしれない。しかし、こと「メロディ」「ハーモニー」に関しては極上中の極上。パワポ界屈指の美メロKING・シューズのご紹介です。
シューズはイリノイ州ジュオン出身の4人組。オランダにも同名のバンドがいるので要注意。ジョン(Vo, B)とジェフ(Vo, G)のマーフィー兄弟と、その幼なじみゲイリー・クリーブ(Vo,G)らを中心に70年代半ばに結成。この "Present Tense" と "Tougue Twister" は彼らのメジャー(エレクトラ)でのファーストとセカンドにあたる。
派手なギターリフはほとんど存在せず、シンプルなコード進行のバッキング、ドラムも機械的に一定のリズムを刻むばかりでオカズは皆無に近い。ミニマリズムといって良さそうな反復。色がないぶん、甘いメロディとボーカルが際立つ仕掛け。そんな訳で、耳当たりがいいのでさらっと流れていってしまうが、1曲1曲の粒立ちはめちゃくちゃ良い。捨て曲なし。いい意味でも悪い意味でも金太郎飴状態。
ボンプから出したシングル "Tomorrow Night" (M-1)、"Now And Then" (M-7)、後にDM3によってカバーされた "Too Late" (M-2)、"Cruel You" (M-10)、"I Don't Wanna Hear It" あたりのパワポ・チューンも勿論いいが、60年代の英国音楽への(あるいはバーズあたりのフォーク・ロックへの)憧憬を感じさせる"Your Very Eyes" (M-4)、"Every Girl" (M-8)、"Three Times" (M-11) などの美麗な曲群も捨てがたい。
思わず "Present Tense" の感想ばかりに傾いたが、セカンド "Tougue Twister" もその延長線上で素晴らしい。時代もあってかシンセ・キーボードが入ったニューウェーブ的なアレンジも見受けられるが、「メロディ」「ハーモニー」の良さは相変わらず。ちょっとチープ・トリックぽいスタイルの曲もある。
レジェンダリーな存在な彼らだが、実はいまだ現役のバンドで、10年ほど前にアルバムもリリース(ドラムでリック・メンクがゲスト参加!)している。現在はメジャーを離れ、自らのレーベル Black Vinyl Records を運営。メジャー時代の過去の音源もここから出している。
Jun 23, 2007
暑い夏には・・・・
こんばんわ!オサムです。
先日のマッカメロディ話からサー・ポールのライブ映像を良く見ています。
で、今日紹介するのはポールのバックバンドを努める素晴らしいギタリスト!
Rusty Andersonさん!!じゃじゃーん。
引っ張りだこのスタジオミュージシャンでありながら、
自らのソロアルバムも出しています。
曲によってはちょっとやりすぎ感もあるのだけれど、
素敵なパワーポップを聞かせてくれます。
実はポールのバックバンドと認識する前にアメリカでライブを見る機会があったのです。
普通にその辺を歩いていましたが、いいオーラ出してました。
後でポールのバックを支えていると知ってびっくり。
Jun 23, 2007
ゲスト講師 やっし様 from GROOVY*PLACE
ども、はじめまして、やっしといいます。このたび、Powerpop Academy でレビュー BLOG を書かせていただくことになりました。多くの方にパワーポップの魅力を知ってもらう一助となればいいな、と考えています。権威的・啓蒙的になることなく、あくまでリスナー目線で良盤を紹介していくつもりです。ドゾドゾよろしくお願いします。
取り急ぎ自己紹介―――。
1971年長崎県生まれ。パワーポップ/ギターポップ中心のディスク・レビュー・サイト GROOVY*PLACE 管理人。なんちゃってDJ&イベントオーガナイザー(現在開店休業中)。実体は一介のサラリーマン。古本&中古盤漁りと町歩きをこよなく愛するワナビー植草甚一な36歳。洋楽の聴き始めは中学生の頃で、MTVやベストヒットUSAがきっかけ。18歳の時にストーン・ローゼスらマッドチェスター・ムーブメントを体験し、くすぶっていた洋楽熱が再燃。20代はその影響でテクノやハウスなどのエレクトロニック・ミュージックに傾倒し、同時にブリット・ポップなどのUKロックにも熱中。20代後半よりUSインディにハマりはじめ、その中でもパワーポップ的なフィーリングを持つバンド群に惹かれていく。聴く者の心をグルーヴィに震わせる、グッド・メロディー、グッド・ハーモニー、グッド・ヴァイブレーションなバンド&楽曲を日々探求しています。
GROOVY*PLACE → http://groovyplace.at.infoseek.co.jp/