【インタビュー】Norman Blakeが自らランキング!Teenage Fanclubアルバムベスト10<第4位>
先日約5年振りとなるニュー・アルバム『Here』を発売したTeenage FanclubのNorman Blakeが、音楽チャンネルNoiseyがシリーズ展開している「RANK YOUR RECORDS」にて自らアルバムをランク付けする企画が公開された。
POWERPOP ACADEMYでは全10回にわたり、Normanのインタビューと共に和訳記事をご紹介して行きます。
第4位『A Catholic Education』
1990年リリース
Norman Blake:
このレコードは自分たちの金でグラスゴーと、ロッチデールにあるPeter HookのSuite 16スタジオで作った。予算なんて全然なかった。Raymondのお隣さんが亡くなって、冷蔵庫とストーブをもらったんだけど、彼はそれを売ってスタジオ代に充てたよ。数日でレコーディングをして、節約するためにマスターテープも自分たちで買った。もちろん、取っておきたかったのもあったし。このアルバムではFrancis Macdonaldがドラムを叩いてるよ。でもレコーディングの途中でFrancisは大学に行くことを決めて、代わりにBrendanをバンドに入れたのさ。それでSuite 16スタジオでもう何曲かBrendanのドラムでレコーディングた。Membranesっていうすごくかっこいいバンドとツルんだりもしたな。すごくいい経験だったし、費用は数千ドルもかからなかった。全部自分たちで払ったよ。
20歳のときにヨーロッパツアーを一緒にthe PastelsのStephenにテープを渡して、彼がそれを(Paperhouseの前身の)Glass RecordsのDave Bakerに渡してくれたんだ。Daveはそのテープを気に入ってくれて、Pperhouseからリリースしたがってくれた。Stephenは、MatadorからリリースしようとしてたGerard Cosloyにも渡してくれていた。僕たちが知る前にレコードが出てたけどね。リリースを知る前、僕たちはニューヨークのミュージックセミナーで演奏していた。最初の夜、小さなリハーサルスペースでYo La TengoとSteve Shelleyに初めて会ったんだ。1989年だった。それから僕たちはCBGBで演奏したんだ。何年もファンジンを読んでたし、伝説的な場所だよ。Sonic Youthと遊んだりして、最高だった。
── (Noisey) このレコードはとてもノイジーですし、ちょうど当時Sonic Youthがやっていたようなサウンドですよね。
そうだね、その頃はそういう音楽を聴いていたし。当時のUKの音楽はそんな感じじゃなかった。沢山のバンドがスキッピー・ドラムビートとかそんなようなものを使ってた。グラスゴーはロンドンとはまた違った。Calvin Johnsonっていう友達がいて、オリンピアやニューヨークにそんな知り合いがいっぱいいて、Loopyaやthe Valentinesみたいな知り合いはロンドンにいた。でも仲間とよべるような奴らはアメリカにいたよ。ちょっと変な感じだよね。このレコードにはNeil Youngっぽさも少し入ってると思う。僕たちは彼が大好きだからね。2曲インストの曲があってそれは完全にNeil Youngの影響を受けてるね。
<つづく>
バックナンバー
・第10位『Thirteen』
・第9位『The King』
・第8位『Words Of Wisdom And Hope』
・第7位『Shadows』
・第6位『Man-Made』
・第5位『Howdy!』
Teenage Fanclub最新アルバム『Here』全曲フル試聴公開はこちらから
Teenage Fanclub / Here
<トラックリスト>
1. I’m In Love
2. Thin Air
3. Hold On
4. The Darkest Part Of The Night
5. I Have Nothing More To Say
6. I Was Beautiful When I Was Alive
7. The First Sight
8. Live In The Moment
9. Steady State
10. It’s A Sign
11. With You
12. Connected To Life
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Sep 29, 2016