【特別連載】 ナードマグネット須田亮太が語りつくすMotion City Soundtrack第3回(毎週月曜更新)
ごきげんいかがですか。ナードマグネットのボーカル&ギター須田亮太です。
ついに9月になってしまいました!Motion City Soundtrackとの共演の日まであと1週間です!ああ緊張する!
Twitterでのカバーリレー企画なども走り出し、なかなか盛り上がってきているのではないでしょうか。このコラムも引き続きよろしくお願いいたします。
(これまでのあらすじ)
ナードマグネット須田亮太は大学時代に起こったしょうもないいざこざとMotion City Soundtrackの音楽によってすっかりエモ・キッズの仲間入りを果たし、なんやかんやで就職が決まって大学を卒業、大人の階段を登り始めるのであった…。
というわけで2009年に私は社会人になりました。ご存知の方もいらっしゃると思いますが、入社していきなり福井県に配属されたんですよ。北陸の。原発がいっぱいあったり、カニやお蕎麦が美味しい福井県。そこで3年半、営業の仕事をしていたんですね。もちろんバンドは続けていたので、週末のたびに車で3時間かけて大阪まで行って練習やらライブをする、というなかなかムチャクチャな生活をしていました。そんな地獄の社会人生活2年目の頃に発売されたのがこのアルバム。
My Dinosaur Life
(2010年リリース)
ほんとに待望の新作って感じでした。なんせ大学3年の頃に出会ってから本当にもう狂ったようにこれまでの3枚のアルバムを聴き狂ってたし、他にもスプリットシングルとか、アルバム以外の音源も買い集めていたので。前述のような生活スタイルなこともあり、福井⇔大阪間の移動中に眠くなったときとかはだいたいMCSの曲を車の中で大声で歌ってやり過ごしてました。だからもはや自分としては「ジャスティンの歌が聴けたらなんでもいい…」状態だったので、「嗚呼MCSの新譜…ありがとうございますありがとうございます…」と手を合わせながら聴いていましたね(危険)。
ただひょっとすると好き嫌いが分かれる作品かもしれません!初めてメジャーレーベルから出した割には(※編註1)ちょっと暗めの曲が多いし(「Disappear」や「Delirium」など)、トレードマークとも言えるシンセの音がちょっと控えめだし。相変わらずいい曲揃いではあるんですけどね。あと歌詞に注目してみてほしいです!「日本語を習い始めたんだ~」なんて一節があったり、実際「アリガトー」「カミカゼ」等の単語や、ゼルダの伝説の「時のオカリナ」みたいな固有名詞も出てきます。ジャスティンはどうやらこの数年で相当日本が好きになったようです。
Go
(2012年リリース)
そして2年後に出たのがこのアルバム!私はまだ福井にいました。この年の9月に大阪に転勤になったので、確か春から夏くらいに田舎道を車で走りながらよく聴いてた記憶があります。ちなみに1つ前のアルバムを聴くと福井の壮絶な雪景色が思い出されます。どえらい交通事故を起こして死にかけたりしました。こないだの火事といい、何かと死にかけがち。
この5枚目のアルバム、一言で表すなら「大人」です。エモさやパンキッシュな勢いはぐっと抑えられ、歌詞もこれまでのような情けない恋愛模様みたいな内容は減りました。中でも「Timelines」という曲が大好きで、ジャスティンがこれまでの人生を振り返りながら歌う「どうやってここまで来れたか、不思議に思うかい?」というサビの一節にジワッと来ます。
私事ばっかりで本当アレなんですが、2011年の5月、ちょうどこの2枚のアルバムの間の時期にうちの父親が亡くなったりしたこともあって、自分自身の人生を見つめ直すようなタイミングに聴いた今作はすごく沁みました。
バンドもそのファンも、こうやって一緒に歳をとっていくのだなあ。
翌年2013年2月にMCSはジャパンツアーを行い、私は梅田のクラブクアトロに見にいきました。その前にもアジカンのナノムゲンフェスで来日はしてたんですが残念ながらその時は行けず…。
ライブ後にフロアに出てきたジャスティンと写真を撮ってもらい、自分たちのCDを渡しました。「いつかMCSと共演する」とその時に強く思ったのでした。
※ちなみにこの時のライブで、名古屋からMCSを追っかけて来ていたONIONRINGのたけしと知り合い、のちに名古屋で対バンしました。今回のカバーリレー企画で2番目に歌ってくれたあいつです。
最終回に続く!
※次回は9月12日(月)更新予定です。
※編註:『My Dinosaur Life』以前の2作品『Commit This to Memory』(2005)、『Even If It Kills Me』(2007)は共に日本ではSony Musicからのリリースだが、本国アメリカではEpitaph Recordsから。『My Dinosaur Life』で初のメジャーレーベルColumbia Recordsからのリリースを果たした。
バックナンバー:
第1回『Even If It Kills Me』
第2回『Commit This To Memory』 『I Am the Movie』
第3回『My Dinosaur Life』 『Go』
最終回『Panic Stations』
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My Dinosaur Life
Go
<Motion City Soundtrack来日公演情報詳細>
MOTION CITY SOUNDTRACK
"So Long, Farewell Tour"
9月12日(月)梅田CLUB QUATTRO
OPEN 18:00 / START 19:00
前売 ¥6,900(税込み/ドリンク代別)
【チケット】
・ぴあ(P:298-092)
・ローソン(L:54818)
・イープラス(QUATTRO web:5/28-30 プレ:6/4-6)
・会場
問:06-6535-5569 (SMASH WEST)
<ナードマグネットライヴ情報>
「さよなら20代ツアー」後半戦スケジュール
8月28日(日)【会場】鹿児島Speed King
9月3日(土)【会場】岡山PEPPERLAND
9月4日(日)【会場】愛知・上前津CLUB Zion
9月18日(日)【会場】栃木・宇都宮HELLO DOLLY
9月19日(月)【会場】静岡UMBER
9月26日(月)【会場】大阪・心斎橋BIGCAT
10月2日(日)【会場】大阪・心斎橋Pangea
10月9日(日)【会場】愛知・名古屋CLUB ROCK’n’ROLL ※ファイナルシリーズ
ナードマグネット 1st フルアルバム”CRAZY, STUPID, LOVE” 発売記念
「さよなら20代ツアー名古屋編ツアーファイナル」
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10月23日(日)【会場】東京・新代田FEVER ※ファイナルシリーズ
ナードマグネット 1st フルアルバム”CRAZY, STUPID, LOVE” 発売記念
「さよなら20代ツアー東京編ツアーファイナル」
前売りチケット購入
10月29日(土)【会場】大阪・梅田シャングリラ※ファイナルシリーズ
ナードマグネット 1st フルアルバム”CRAZY, STUPID, LOVE” 発売記念
「さよなら20代ツアー大阪編ツアーファイナル」
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ナードマグネットツアーファイナル大阪公演|東京⇔大阪バスツアー乗車券
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Sep 5, 2016