JUN's Best Album of 2015/小林ジュン 2015年ベストアルバム
2015年はベテランやキャリアのあるアーティストが復活し、時代に左右されない素晴らしいメロディの復権が嬉しい年になった!
ELO、Squeeze、Bryan Adams等の作品はどれも全盛期に負けず劣らずの素晴らしい内容に仕上がっており、従来からのファンはもちろん新しい若いファンにも大いにアピールする作品になっていたのところも嬉しいところ!
また、地道に活動してきた正統派パワーポッパーたち…Kurt Baker、Nick Piunti 、Greg Pope等の作品もキャリアに裏打ちされた素晴らしい作品ぞろいで、少しずつだがパワーポップシーンも再び盛り返しているように感じられる。
2016年はそんなアーティストの来日公演がぜひ見てみたいところだ!
10 Tame Impala / Currents
ケヴィン・パーカー(Vo&Gt)を中心とするオーストラリア・パース出身の現行サイケデリックポップバンドによる3rdアルバム。前作でのカラフルなサイケポップから更に進化し、グル―ヴィーでエレクトロニカなテイストを加えて新しいポップミュージックを生み出した!
9 Greg Pope / Fanboy
今が旬の実力派パワーポッパーの会心作! 曲良し! 歌良し! 演奏良し!のトリプル3のアルバム! ジャングリーなギターサウンドとタイトなリズム隊、スウィートなヴォーカルとハーモニー…とUSパワーポップの魅力が詰まっている! 是非ライヴも見てみたいアーティストだ!
8 B&FonT / Y
シュノーケルの西村晋弥(Vo, G)が中心となって結成された男女混合のポップバンドの1st。西村が手掛けるポップセンスあふれる楽曲に実力派のミュージシャンが脇を固め、西村、chaki(Vo / ex SDN48)、いろハモニカ(Vo, Glocken)による、キャラクターを活かしたヴォーカルチェンジも最高に楽しいバンドだ!
7 Bryan Adams / Get Up
7年ぶりとなる久しぶりのオリジナルアルバムとなるこのアルバムのプロデュースはELOのジェフ・リン! ジェフらしいサウンドに僚友ジム・ヴァランスとのソングライティングも完全復活し充実した楽曲にジェフのヴィンテージ感とが融合した円熟作!
6 Tweedees / The Sound Sounds
Cymbalsのリーダー沖井礼二と、新進気鋭のニューカマー清浦夏実との話題のバンド待望の1st。Cymbals時代から受け継ぐ沖井のスピーディーなサウンド作りとグル―ヴするリッケンベース、そしてキュートかつクールな清浦のヴォーカルとが絶妙なマッチングを見せる!
5 Squeeze / Cradle To The Grave
イギリスの国民的バンドによる何と17年ぶりとなる新作だが、グレンとクリスによる絶妙なソングライティングセンスは健在! グレンのソウルフルなヴォーカルとクリスの低温ヴォーカルとのユニゾンの妙はSqueezeならではの味! 久々の来日公演にも大いに期待したい!
4 ザ・マルチーズ / Suncrush
元DOG HAIR DRESSERSの太田朝子が率いるニューパワーポップバンド待望の1stアルバム! DOG時代から受け継がれるポップなメロディシャープなパワーポップサウンド、そして太田のちょっぴりハスキーなヴォーカルとが織りなす音世界は、今後更なる進化を見せる可能性を秘めている!
3 Pop 4 / Summer
PREFAB SPROUTのトリビュートバンドであるSPROUTLESSでの活躍でも知られるScott McPhersonとAndrea Perry、Kirk Adams、KC Bowmanというアメリカきってのポップ才人が集まった知る人ぞ知るグループの1st! メンバーのポップセンスが融合したビートリッシュなポップが詰まった一作!
2 Kurt Baker / Play It Cool
アメリカン・パワーポップの雄による最新作は、やはりゴキゲンなパワーポップが詰まった最高にクールな一枚となった! 過去と未来が同居する王道パワーポップはライヴだと更に輝きを増す! 彼も来日公演を待ち望むアーティストだ!
1 Jeff Lynne's ELO / Alone In The Universe
Electric Light Orchestraを一人で引き継いだジェフ・リンの名前を冠した15年ぶりの新作は、全盛期に勝るとも劣らないジェフのメロディメイカーぶりが全開の傑作だ! あのジェフならではのヴィンテージなドラムサウンドも健在! 久々のライヴ活動も開始した彼らの円熟のポップミュージックは前ポップファン必聴!
<Jun@The Hand Claps>
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Jan 4, 2016