JUN's Best Album of 2014/小林ジュン 2014年ベストアルバム
POWERPOP ACADEMY ライター
2014年はキャリアのあるアーティストの活躍が光った年になった。
Silver Sun、Aerial、Sloan等の作品は、どれも全盛期に負けず劣らずの素晴らしい内容に仕上がっており、従来からのファンはもちろん、新しい若いファンにも大いにアピールする作品になっていたのがとても嬉しかった!
また、地道に活動してきた実力派アーティストである、Cliff Hillis 、Ransom and the Subset、The Legal Matters、The Feels等の作品もキャリアに裏打ちされた素晴らしい作品ぞろいで、少しずつだけど、パワーポップシーンも再び盛り返しているように感じられる。
2015年はそんなアーティストの来日公演がぜひ見てみたいところだ!
<Jun@The Hand Claps>
1 Cliff Hillis / Song Machine
良質ギターポップバンドStarbelly出身のSSW。この人の作る普遍的なメロディセンスや心和むポップセンスは素晴らしいので、ぜひとも沢山の人の耳に届いて欲しいということで選出した。このアルバムはミニアルバムだけど、彼のアルバムは全アルバム必聴!
2 Aerial / Why Don't They Teach Heartbreak At School?
見事な復活作! しかも前作より若々しく瑞々しいパワーポップアルバムに仕上がっているのは流石!
Silver Sunにも通じる弾けるサウンドに甘酸っぱいメロディ、そしてカラフルなコーラスは最高にクール!
3 Sunday Sun / We Let Go
オランダ出身の注目バンドの最新作! 卓越したポップセンスと抜群コーラスワークには実に素晴らしい! 知る人そ知るバンドにしておくのはもったいない。
ぜひ、来日公演してほしい!
4 Silver Sun / A Lick And A Promise
最高にクールなバンドの久々のアルバムだけど、変わらぬ弾けるパワーポップを鳴らしてくれている! シャープかつポップなバンドサウンドと、見事なコーラスワークは彼らならではの魅力に溢れている!
5 Ransom and the Subset / No Time To Lose
パワーポップに対する熱い思いと、長いキャリアに裏付けされたポップソングの数々は瑞々しさに満ちている! 今後の活躍にも大いに期待したいバンド!
6 Sloan / Commonwealth
キャリア充分のカナダの国民的バンドの最新作は、四人のメンバーが各々の魅力をそれぞれ披露した力作だ!
そろそろほんとに来日してほしい!
7 The Yum Yums / ...Play Good Music
卓越したソングライティングセンスとシャープなバンドサウンドは健在! こんな甘酸っぱいメロディこそがパワーポップの真骨頂だ!
8 The Legal Matters / The Legal Matters
実力派パワーポッパー、Chris Richards &The SubtractionsのChris Richards、An American UnderdogことAndy Reed、そしてFutureman RecordsのKeith Klingensmithの三人によるハートウォームな作品集。まさにパワーポップの良心!
9 Weezer / Everything Will Be Alright In The End
まさに原点回帰と呼びたい会心作! Weezerらしいメロディに弾けるサウンド、躍動感あふれる仕上がりに彼らの真の実力が垣間見れた。再びシーンを引っ張っていってほしいバンドだ!
10 The Feels / Dead Skin
キャリアと実力がありながらも過小評価に終わっていたChristian Stefosによる起死回生の一作!
彼のやりたかったパワーポップが最良の形で提示されている会心作だ! 更なる活躍にも大いに期待したいところだ!
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Jan 17, 2015