【ライヴレポート】gold sounds at 下北沢THREE 2014.1.17
gold sounds 2nd mini album「a tiny parade」release party
1月17日、gold soundsが2ndミニアルバム『a tiny parade』のリリースパーティーを下北沢THREEにて開催した。
既に2012年リリースの1stミニアルバム「WORKING HOLIDAY」でオルタナ~パワーポップファンの心をガッチリ掴んでいた彼らが満を持しての本作の発表、そして盟友バンド4組を集めた自主企画イベントである。当然ながらインディー音楽ファンの期待は高く、会場にはオープンから多くのファンが詰めかけた。
ライブは1曲目「カモン ベイビー」からスタート。既にライブでは彼らの代名詞的存在の曲として広く認知されつつある、キラキラのパワーポップナンバーだ。リリースパーティーだからと言って大仰に気合を入れ過ぎるわけでもなく、安直なハイテンションに頼らない、確実でそして自然体な演奏という“gold soundsらしさ”に、安心感さえ覚える。派手過ぎず、しっかりと職人のように土台を支える松澤のドラム、それに紅一点松田のベースが躍動感を、さらに彼女の声が繊細さと華やかさを、山倉のギターが彩りと、ドライヴンなオルタナ感を、そしてそれをバックに長谷川のメロディが時に飄々と、時に切々とハイパーキャッチーなフックを乗せて観客へと届けられる。
ライヴは進み2曲目とMCを挟み、新作の収録曲の中でもPOWERPOP ACADEMY的イチオシの「i don't wanna be your girl」。gold sounds随一のキャッチーさを誇る楽曲で、西海岸サーフ要素を取り入れた痛快なオルタナ/パワーポップに会場のボルテージも一気に上昇する。そして1stと2nd両方からバランス良く選曲されたセットリストは進み、本編ラストは「smile,again」。「i don't wanna be your girl」が”動”のアンセムだとすると、こちらは“静”のアンセムと言えるだろう。躍動感こそ抑えられているものの、そのメロディの持つ説得力に、オーディエンスもどんどんと引き込まれていく。
アンコールを受け登場した長谷川が「いつだって新しい音というのはこういうところ(ライヴハウス)から繋がって始まって行くもんだと思ってます。それはアメリカでもイギリスでも日本でも同じです。今日集まってくれたみんなもこれからもっと繋がって僕らの音楽が繋がっていけばと思います!」と力強く宣言すると、フロアからもそれに応えて歓声が上がる。そして「サニーデイ」「parade」と新曲を万感の思いで歌い上げた彼ら。ライヴはクライマックスで幕を閉じ、観客から大きな拍手が贈られた。
gold soundsセカンドミニアルバム
『a tiny parade』
gold sounds / a tiny parade
600円(税込) ncsr-001
2014年1月17日(金)発売
<トラックリスト>
01. サニーデイ
02. parade
03. i don't wanna be your girl
04. 2 young(too fall in love)
05. little secret
06. smile,again
After School Sessions | gold sounds - "parade"
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Jan 25, 2014