【INTERVIEW】the pillows山中さわおをして「オルタナ界の新星」と言わしめる期待の新人gold sounds初ロングインタビュー
"a tiny parade"リリース記念
いよいよ1月17日、セカンドミニアルバムとなる新作『a tiny parade』を発表するgold sounds。the pillowsの山中さわおをプロデューサーに迎えた本作は、邦楽パワーポップ王道としてのキャッチーさを持ちつつも、さらに可能性を押し広げる会心作として、既に各方面からの称賛の声も多い。
1月17日の発売日でありリリースパーティーイベント開催を目前に、バンドについて、そして新作について語ってもらった。
──どうぞよろしくお願いします。既にPOWERPOP ACADEMYでは何度もピックアップさせて頂いていますが、インタビューは初めてということで。まずはバンドの歴史から教えてください。どういったいきさつで結成されたんですか?
長谷川 貴浩(Vo&Gt):まず新潟で活動してた前身バンドがありまして、一度上京したんですけどすぐに解散しちゃったんです。それで俺は新潟に帰ったんですけど、ピロウズがツアーで新潟に来た時にさわおさんと二人で飲みに行って。そこで『お前はバンドやらなきゃダメだ、もう一回東京来てバンドやれよ』ってな事を言われまして、再上京して来て始めたのがgold soundsです。
山倉くんは専門学校の同級生で、山倉くんとマツさんとは前身バンド時代から一緒にやってます。
まりなちゃんとは偶然知り合って。『楽器やってるの?』って聞いたら新潟出身でベースボーカルやってたって事だったんで『新しいバンドを東京でやるんだけど…』って誘ったらすぐにOKしてくれました。それでメンバー全員揃ったのが2010年の4月くらいだったと思います。
──では、メンバーのみなさん個人について教えて下さい。音楽を始めたのはいつ、どんなきっかけでしたか?
長谷川:音楽を始めたのは専門学校からです。そもそもテクノやハウスみたいな音楽を作る、打ち込み(DTM)を勉強する為に専門学校に入ったので楽器は全く弾けなかったですww本格的にバンドを始めたのは専門学校を卒業してからなんで20歳からですね。
山倉 勇太(Gt):小学校1年生から中学校3年生までピアノを習っていたのが始まりです。ピアノは練習が嫌いでなかなかうまくなれず..。中1の時に友達から「家にギターがあるからみにこない??」と誘われ、一目惚れ。ピアノを習っていたせいか、指も割とすんなり動いて弾きたいフレーズが弾けるようになるとどんどん楽しくなりハマっていった。その後、ピアノはフェイドアウト。ギターにチェンジしました。
松田 万里奈(Ba&Vo):中学時代ギターをやってた友人に「高校生になったらバンドやろうよ、ベース空いてるからベースやって!」と言われて。
松澤 貴祥(Dr):高校生のころバンド活動をはじめました。入試の面接の待ち時間に友人と意気投合して(笑)最初はボーカルでした。ドラムセットを持ってる友人に練習させてもらったのがドラムの始まりです。大学生になってからバンド活動が活発に。
長谷川・山倉との出会いは、当時僕がバンドを探していて、ライヴハウスから紹介してもらいました。まりなとはgold soundsから。
──前作『WORKING HOLIDAY』ではthe pillowsの山中さわおさんは監修として、そして本作ではプロデューサーとして関わっていらっしゃっいますよね。山中さわおさんとの出会いはどういった経緯だったんですか?
長谷川:前身バンドの時に『ピロウズがラジオの公開収録に来るよ!』と友達から教えてもらいまして、せっかくだからCD渡してみようかなー?と思って厚かましくも出待ちをしましてww 音源を渡したところ『CD凄く良かったよ!』と連絡をいただきまして。それ以来、前身バンド時代から色々とお世話になっています。
──山中さわおさんとのエピソードで印象に残っていることはありますか?
長谷川:gold sounds結成前に二人で飲んだ事ですかね。お世話になってたバンドを解散して新潟に帰ってた俺を気にかけて、わざわざ誘ってくれて…ピロウズや自分の経験なんかも色々語ってくれて。
もう一度バンドをやれと、背中を押してくれた事ですね。
山倉:去年、さわおさんのソロバンドのメンバーとしてツアーを周らせてもらいました。さわおさんと一緒にバンドをやれるなんて夢のようでした。すごく嬉しかったです。それと同じくらいプレッシャーもありましたが、得たものが多かったです。言葉ではうまく言い表せませんが、音楽に対する姿勢や想い、バンドにかける情熱に尊敬しました。2ヶ月間、gold soundsの活動を休止し、後押ししてくれたメンバーにもとても感謝しています。
松田:1stデモのレコーディングに猫のパンプスを履いていったら、それ流行ってるよね~みんな履いてる!って。私が凄く緊張してたからっていうのもあると思うんですが、さすが流行に敏感!見習わなきゃ!って思いました。
松澤:前のバンドで一緒にツアー回らせてもらったときに「長谷川を支えてやれ」と言われたことが印象に残ってます。
After School Sessions | gold sounds - "parade"
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Jan 13, 2014