【ライブレポート】MIKA at 新木場STUDIO COAST 2013.5.14
新木場STUDIO COAST 2013.5.14
続いては、ピアノの伴奏で静かに幕をあけた「Rain」。演奏は徐々にヒートアップしていくのですが、硬質なダンスビートではなく非常に生っぽい(いや、生なんですけどね(笑))。言うなれば、ロックなRain。情熱的に歌い、踊るMikaさん、かっこいいぜ。
再びピアノに戻り、お喋りするように歌い出すMika。即興っぽい歌詞なんだけど、コード進行は紛れもなく「Big Girl」のそれ。じらすね〜(笑)。やがてBig Girlの歌詞を歌い出すものの、しばらくはムーディーな(?!)弾き語り。じらすね〜(笑)。そしてようやくバンドが加わり、Mikaも立ち上がって、みんなが待ってた軽快なノリに(ダンサーも再登場)。かなりアグレッシブなバンドアレンジになってて、すっごく新鮮です(最終的にはピアノマンに戻ったし>Mika)。
そして、マリンバの音色による旋律がリフレイン(Mika本人は背後から照らされてるビームみたいな白い光を利用して、しばし影絵遊び)。私ったら、ピアノのリフが入ってようやくわかりました。これ、「Origin Of Love 」だ!! おもしろいアレンジ考えるなぁ。サビで自主的に(しかも美しく)ハモるお客さんたち、素晴らしい!! オーディエンスのセンター試験があったら、Mikaのファンは高得点間違いなしですね。そしてバンドは演奏だけでなく、コーラスのスキルも高い!
次の曲は「Stardust」。カーティスさんが中央のアップライトピアノに移動して弾き始め、Mikaはそのトップにちょこんとお座り(スポットライトがちゃんと自分に当たっていないのをネタに少々遊ぶ)。原曲は鋭利で高揚感のあるダンスチューンですが、ここではエレガントなバラード調でプレイ。終盤にちょっとだけベースとドラムが加わって躍動感あふれる展開を見せたものの、ほぼ全編ピアノ+Mika。いやぁ、実におもしろい。
続いての「Underwater」は、オリジナル音源のテイストをかなり忠実に再現した演奏。またもや、オーディエンスの歌声が美しい!! ほんとに水の中にいるようなライティングも感動的でしたね。最後の盛り上がりに向けて“さぁ、目を閉じて。できる限り大きな声で歌ってほしいんだ。いいかい? 1・2・3!”とやさしく熱血指導(笑)。寄せては返す波のように繰り返される“Underwater〜♪”の大コーラス、素敵だったな〜。
ピアノに戻って、軽快なリズムを奏で始めるMika。ん? なんだろ、この曲? あ、「Stuck in the Middle」だ!と、同じタイミングで多くのお客さんが確信を持ち、大歓声。そのままピアノのみでひっぱり、曲の中盤でようやくバンドが合流。Mikaも負けじとピアノ弾きまくり。しまいにはカーティスさんと二人で連弾してました♡
そして、カーティスさんが弾き始めたイントロが、原曲とちょっとイメージ違うんだけど、でも間違いなく「Celebrate 」。キュートで爽やかで素敵!! 紙吹雪を舞い散らせるMika。そして、ついにグリーンのおっきな風船がお出まし。全部で50〜60個はあったんじゃないかな。客席のあちこちでポンポン楽しめばいいものを、みんなMikaに向かって弾ませるから、ステージに風船が集中。次の曲でも、その次の曲でも風船がステージ上にあふれちゃって、しまいにはスタッフとMikaで割ってました>風船(笑)。まぁ、それはともかく、会場内に充満する多幸感ったら、それはもう大変!!
お次の「Love You When I'm Drunk 」では、通訳の女性をステージに呼び、“I only love you”“when I'm drunk”を和訳してもらう。“アナタダケ”“ヨッテルトキニ、スキ”。うはは、まぁいいや(笑)。2009年の来日公演では驚愕するほど日本語ペラペラだったMikaですが、あれはなんだったんでしょうね:) あ、この曲、バンドメンバーによるコーラスが無茶苦茶ドリーミーだったのも印象的。
「Lola」のチャーミングなピアノリフをバックに、ファッキンなバルーン(本人談w)を割りまくったり、バランスボールみたいに座ったり(笑)。“ロ〜ラ♪”の掛け合いが楽しかったですね。ひざまずくポーズで曲は終幕。
ピアノに戻って再びLolaを少々弾き語り、そのまま「Happy Ending」に突入! なんてサプライジングな流れ! のっけからお客さんのコーラス、見事にハモってますよ☆ 中盤に入るとピアノを離れ、エモーショナル で美しい歌声を響かせるMika。そしてエンディングでは再びピアノをプレイ♡
「Step with Me」はエレキギター+Mikaの歌、という構成でスタート(Mikaさんはアップライトピアノの上にかわいく腰掛けてます)。ここでも、オーディエンスの歌は完璧! バンドでの演奏になっても、ゆるやかなグルーヴをキープしてて、気持ちよかったですね。
Step with Meが終わるやいなや、ピアノで「Grace Kelly」のイントロを弾き始めるとか、キラーすぎる展開☆ しかも“この曲もピアノ1本で通すのかな?”という思いが頭をよぎるタイミングでバンドが加わるとか、人心を掌握しすぎです(笑)。
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Jun 27, 2013