【ライブレポート】Motion City Soundtrack at 恵比寿LIQUIDROOM 2013.2.20
JAPAN TOUR 2013 ライブレポート
2012年6月にリリースとなった5枚目のフルアルバム『GO』を引っ提げてのジャパンツアー。2月18日の名古屋 CLUB QUATTRO、19日の大阪梅田 CLUB QUATTROに続いて、東京恵比寿のLIQUIDROOMにて最終公演が行われた。会場に入ると、この来日公演を待ちに待ったファンがもはや臨戦態勢でステージ前に詰め掛けている。外は雪が降ってもおかしくないほどの気温だったが、バンドTシャツ・ハーフパンツ姿のキッズもちらほら見受けられる。
開演時刻から12分遅れて照明が暗転すると、SEも無しにメンバーが登場。オーディエンスから歓声があがった。
1曲目はなんと2ndアルバム『Commit This To Memory』から“Attractive Today”。疾走感あふれる初期の人気ナンバーから幕を開けた。ジャパンツアー最終日にも関わらずメンバーは疲れたそぶりも見せず、ハイテンションで暴れまくる。
そして2曲目。3rdアルバム『Even If It Kills Me』から“Broken Heart”切ないメロディと歌詞は瞬く間にオーディエンスへと広まり、ブリッジではシンガロングが巻き起こる。
「ボクタチハ モーションシティサウンドトラック デス」とJustin(Vo/Gt)が覚えたての日本語でMC。「次の曲は新曲だよ」と続けて新作『GO』から“The Coma Kid”。ドラムのリズムに合わせて手拍子を煽るシンセのJesse。そして、ライブは短いMCや日本語での「ドウモアリガトウゴザイマス!」などを挟みつつ、どんどん進行していく。中盤には“My Favorite Accident”(1stアルバム『I Am The Movie』収録)まで飛び出し新旧織り交ぜたセットリストにファンは大きな歓声とシンガロングを贈った。
ライブの詳しい描写は大阪公演レポートに譲るとして、このライブで特に感じたのは、メンバーがいかにファンを大事に思い、感謝しているか、ということ。
セットリストは最新アルバムからの曲が中心と思いきや、ファンの間で人気の高い2nd、3rdアルバムからも旧作からの楽曲が多くセレクトされており、ファンが聴きたい曲をしっかり考えてくれているのが伝わってきた。
また、大阪・名古屋同様に東京公演でもライブ終了後ロビーにメンバー全員が登場。連日の公演や時差のせいで疲れはピークに達しているはずなのだが、ファンのひとりひとりにサインを書き(中には持参したエレキギターにサインをもらったファンも!)、写真を撮り、熱心にコミュニケーションを取っていた。もちろん、各メンバーには長蛇の列ができており、Justinが最後の一人にサインを書き終えたときには、ライブ終了から数時間が経過していた。ファンへの感謝を口にするバンドは数あれど、実際にそれを行動に移し、徹底できるバンドは、そう多くはいない。
彼らのその姿勢と気持ちは音楽にも確実に表れているように思う。だからこそ、Motion City Soundtrackのライブにはピースフルな雰囲気が絶えないし、ファンとの距離が近いからこそ、力強いグルーヴによる一体感が生まれるのだ。
<セットリスト>
1. Attractive Today
2. Broken Heart
3. The Coma Kid
4. Her Words Destroyed My Planet
5. This Is For Real
6. Timelines
7. Last Night
8. My Favorite Accident
9. L.G. FUAD
10. A Life Less Ordinary (Need A Little Help)
11. Point Of Extinction
12. Hold Me Down
13. Better Open The Door
14. Floating Down The River
15. True Romance
16. The Future Freaks Me Out
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17. Disappear
18. Everything Is Alright
2013年2月19日大阪梅田CLUB QUATTRO公演レポートへ
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Feb 21, 2013