Justin KlineがHarry NilssonことNilssonの名曲をカバー
「Turn On Your Radio」
アコースティックギター、シェイカー(マラカス)、キーボード、ベース、そして自身の声、という最小限の“音”のみで作られた最新作『Cabin Fever Song』がリリースされたばかりのJustin Kline。アカデミー監修の『This Christmas Time 2』への参加など音楽から離れていたのが嘘のように積極的な活動をしている最近の彼だが、今度はHarry Nilsonの名曲「Turn On Your Radio」をカバー、公開した。
Nilsson名義での活動が知られるHarry Edward Nilsson III。今回Justinがカバーした「Turn On Your Radio」だけでなく「Everybody's Talkin(うわさの男)」、「Without You」など多くの美しいヒット曲をもつシンガー・ソングライター。John Lennonも評価したというNilssonの七色の声、Justinが「Cabin Fever Song」をシンプルな音で作り上げたのも、声だけで表現できる世界観に強く惹かれているからなのかもしれない。
<トラックリスト>
1. Nighttime Girl
2. Resurrect With Me
3. Your Mystery
4. Alison, I'm Here
5. Carol Lynn
6. I'm Not What You Need
7. Waters of Distress
8. Kick Drum
9. Sunday Night Blues
10. His Knives
11. Yellow Telephone
12. I Already Do
13. Congratulations World
タイトルの「Cabin Fever」は<人里離れた山小屋や、雪に閉ざされた屋内に長期間閉じ込められたことで生じる閉所性発熱やストレスのことで、そこから転じて、我慢し続けたり、長時間束縛されたりしたときの不安やイライラを意味する表現>とのこと。「僕にとって、とても重要で意義深い作品」と明言する本作。アーティストとしてより、人としてこのアルバムを作るしかなかったというほど、赤裸裸でむき出しのメロディーを次回作に向け、しっかりと感じたい。
Justin Kline at THISTIME ONLINESTORE
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Dec 18, 2012