洋楽ヲタ、タニザワトモフミが愛するJ-POPを隠れ蓑にやりたい放題
The BeatlesやXTC、E.L.Oなどクラシックロックへの偏った愛を隠そうとしない稀有なSSW、タニザワトモフミの最新アルバム『何重人格』から「四季娘」のミュージックビデオがYouTube公式チャンネル上に公開された。The Who『四重人格』から来るアルバムタイトル、そしてこのLa'sの超名曲への挑戦とも思しきリードトラック「四季娘」、清涼感たっぷりの音にサイケデリックなこのビデオなど、本作でタニザワトモフミがいかにやりたい放題やったかがよくわかる。
「四季娘」ビデオを手がけたのは、岡村靖幸「だいすき from エチケット」、でんぱ組.inc「Future Diver」、相対性理論「ミス・パラレルワールド」などのMVを手がけた山崎連基監督。本人の自宅を舞台に12人の「タニザワトモフミ」を描いている。
かつて「くたばれJ-POP」と歌った彼。批判されることすら望んだ時代を経て今度はメジャーフィールドという隠れ蓑を巧みに使って趣味志向を開放したかのようだ。タニザワトモフミという名前を使って全曲見事なまでに別の顔で演じており、平均化するJ−POP界に対して彼の”飽きっぽい”性格をうまくプラスに反映させている。
『何重人格』はプロデューサーに洋楽趣向のアーティストを日本のポップスにフィットさせる仕事で定評のある竹内修を迎え、石崎光(cafelon)、グレンスミス、sugarbeans、関根卓史(golf)、計4組の多彩なアレンジャーたちとのレコーディングで完成。アカデミーの読者には「四季娘」はもちろん、ディズニー映画のようなサウンドと自重気味な歌詞の「やめちまえ!タニザワトモフミ」や、ファンタジックなイントロから一転疾走するエモーショナルチューンに変貌する「はらぺこモンスター」、官能的なプログレッシヴロック調の「しよう」などを推薦したい。なお、その竹内、石崎らもファンを公言するBleuとの共演が5/21に決定している。M-11「なんにもないふりしてぼくらは」はBleuの最新作『Four/Besides』の名バラード「How Bleu」とシンクロしているかのように美しく、日米SSWの共演は素晴らしいものになりそうだ。
<Blue Japan Tour 2012>※タニザワトモフミ出演
●5月21日(月)東京・渋谷 O-nest
共演: 99RadioService, (O.A)hello!
OPEN 19:00/START 19:30
http://www.bleufourbesides.com/
(総合問い合わせ)THISTIME(info@thistimerecords.com)
<トラックリスト>
01. 世界一周ノスゝメ
02. 四季娘
03. やめちまえ!タニザワトモフミ
04. ラブラブ♡MP3
05. 百年も孤独
06. はらぺこモンスター
07. 夢の食堂
08. しよう
09. 人と宇宙の相互性の考察
10. 炒飯奉行
11. なんにもないふりでぼくらは
12. サマー
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Apr 22, 2012