Rivers Cuomo、WAXへの妬みを告白
1992年当時の秘話を告白
「WAXへの妬みが僕らWEEZERの中で本当に苦々しい痛みの1つだった」
同年代のバンド、そして友人としてWAXの華々しいデビューはレコード契約のなかったWEEZERのメンバーに様々な感情を抱かせたようだ。なによりWAXの音楽が本当に好きだっただけに複雑だったとRiversは語っている。
「すべての曲がとてもキャッチーで、とびきりのフックを持っていた。すべてがWAXそのものでファニー、そして最後には心に響いたんだ。 すべてのパートも次から次へと新鮮に聴こえた。だから僕らはとても嫉妬していた。 僕らの歌は単調で、無味乾燥で、WAXに比べるとひどく退屈に思えたからね。 僕らは人々がWAXを愛してもWEEZERのことは好きにならないとしても驚きでないと本気で思っていたんだ。
ライブハウスでフライヤーを配っていたときの僕らは本当に惨めだった。
「ライブにきてくれよ」と声をかけていても、誰もがWAXについてのニュースなら聞きたがっているのがわかった。だから「ライブにくればWAXがいるよ」と言ったものさ。WAXが演奏するとかそういう次元の話でなく。「WAXがそこにいるかも」とか「WAXのメンバーがいるよ」、「WAXのうち誰かが来るかもよ」なんてね。そんな僕らの嘯きに「凄い!WAXがいるの!?」なんて反応する人がいると僕らは気を惹けて嬉しいと思うのと同時に酷く動揺したんだ。
結局はWAXの凄さが身にしみて分かっただけだとね。」
WEEZERは10月に最新アルバム『Raditude』のパーティーのオープニングにWAXを起用することを発表している。
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Aug 15, 2009