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Shelves "Shelves"(12" Vinyl)

2012(SELF) ¥1,995(taxin)

90年代パワーポップ。
それまで曖昧だった“パワーポップ”というジャンルの輪郭をくっきりと浮かび上がらせ、一躍世界的なヒット曲/バンドを生み出したその黄金時代をいまだ忘れられないファンは多い。
Shelvesはそんな90年代型パワーポップを愛し、敬い、その上で2010年代現在版アップデートを実にさりげなく、しかし鮮やかに施した。

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A Fragile Tomorrow "Be Nice Be Careful"

2012(SELF) ¥1,260(taxin)

軽快なビート、キャッチーだが少し物憂げなメロディ。Teenage FanclubやSloan、The Poseisからの影響を公言する通りのサウンドを鳴らす、A Fragile Tomorrow。彼らの新作「Be Nice Be Careful」はまさにディス・イズ・パワーポップ。派手さこそないが、哀愁漂うキャッチーなメロディが、ヴォーカルSean Kellyの少し細くてハスキーな、これまたパワーポップを歌うために生まれてきたような声によって、力強く、切なく響く。

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Conceptus

CONCEPTUS "Trebly Feelings"

2012(SEEWHATFLOWS)

Chris Holmes率いるSan Diego出身の新進バンド、Conceptusの『Trebly Feelings』には、カラフルで瑞々しいポップソングが詰まっている。
曲ごとに違った表情を見せるConceptusのサウンドに、無限の可能性を感じずにはいられない。
The Byrdsを源泉とするネオアコなギターの響きにThe La'sなメランコリックなメロディ、The Kinksな揺らめくヴォーカルにTeenage Fanclubなポップセンス…ノスタルジックな郷愁を漂わせながらも、'90s以降のパワーポップバンドが持つシャープな切れ味をも併せ持つConceptusのサウンドに、明日のパワーポップシーンを切り開く光が見えた!

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Graham Steinberg

GRAHAME STEINBERG "Grahame Steinberg"

2012(SELF) ¥1,785(taxin)

Grahame Steinberg『Grahame Steinberg』(2012)

知る人ぞ知る二人の名パワーポッパーによる奇跡のコラボレーションが、遂に一枚のアルバムとなって登場した!

…そのうちの一人は、'70sの後半に有名なビートリッシュ・ミュージカル『BEATLE MANIA』のポール役(ちなみにジョン役は、あのMarshall Crenshawだ!)で好評を博した後、有名アーティスト等との様々なセッション活動を経て、1998年にソロデビューを果たしアルバムをリリースする傍ら、職業ソングライターとしても活躍! あのMr.Bigの大ヒット曲「To Be With You」をEric martinと共作したことでも知られる、素晴らしきビートリッシュポップの担い手、David Grahame、その人だ!

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Archie Powell

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ARCHIE POWELL & THE EXPORTS "Great Ideas In Action"

2012(TEAM COOL) ¥1,785(taxin)

ここのところ、ちょっぴり懐かしくも、実にいなたいサウンドを鳴らすパワーポッパーたちの活躍が目立つ!
 
元The Leftoversのフロントマン、Krut Bakerの『Brand New Beat』や、Chris Richards and The Subtractionsの新作『Get Yer La La's Out』などで展開される、半ば確信犯的にあの頃のままの直球勝負の王道パワーポップを鳴らす連中による充実のアルバムが次々とリリースされており、パワーポップファンの心をざわつかせている!
 
シカゴ出身の新進パワーポッパー、Archie Powell率いるArchie Powell & The Exportsによる、2010年リリースのデビューアルバム『Skip Work』以来2年ぶりとなる待望の2ndアルバム『Great Ideas In Action』で鳴らされるサウンドにも同様のフィーリングが感じられ、パワーポップのツボを知り尽くしたサウンドは実に力強い!

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Fun.

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Fun. "Some Nights"

2012(WARNER MUSIC JAPAN)

人気テレビ番組「glee(グリー)」の劇中でカバーされたシングル「We Are Young」の累計ダウンロード数は、この原稿を書いている時点で既に500万越え。今年2012年7月に行われた初公演来日は瞬殺ソールド・アウト。さらに欧州最大級の音楽アワード「2012 MTV EMA(ヨーロッパ・ミュージック・アワード)」には最優秀新人賞を始め計3部門にノミネートなど、彼らの快進撃は衰える事を知らない。

クラシカルなサウンドの中に巧妙に織り込まれた(そして一聴しただけでは気付きにくい)時代の先端を行くアレンジ力は前作『Aim & Ignite』で証明済みだが、今作ではさらにアフリカの広大な大地を想起させるトライバルなフレイバーと、よりクラシカルで伝統的なアレンジが施されたオーケストラサウンドが盛り込まれ、そのスペクタクルで濃厚な世界観はより強化されている。

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Kjarr

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KJARR "Kjarr"

2012(SELF) ¥1,470(taxin)

アイスランドのロックバンド Ampopのメンバーで、同じくアイスランドのLeavesというバンドではキーボードを担当しているSSW+マルチ奏者 Kjartan F. Olafssonによる、サイケPOPなソロプロジェクト。レイキャビックやグラスゴーでのレコーディングを含め、約3年をかけてつくられたデビュー作が本作です。ピアノ、ハーモニウム、ウーリッツァー、テルミン、オムニコード、ギター、ベース、パーカッションなど、多くの楽器を自身で演奏。

アルバムのオープニングは、スペーシームードのSEがスパイスになっているワルツ風の「○○○○」(waiting for summerという意味だそうです)。すでにこの時点でKjarrの魔法は効力を発揮し始め、アナタのカラダは地面からわずかに浮き上がったような状態に。

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Blood Rush Hour

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BLOOD RUSH HOUR "Shrink"

2012(SELF) ¥1,680(taxin)

数々の海外パワーポップ系サイトで、大絶賛の嵐となっているデビューアルバム。メンバーはSSW+マルチ奏者のRobert W DeStefano(本作ではVo,Key)、Tim Hamill(B,G,Vo)、Peter Tomlinson(Vo,G)、Jack DeStefano(G)の4人+ドラム&パーカッションのMal H Limit……そうです! The Sonic Executive SessionsのTimさんが録音やミックスだけでなく、プレイヤーとしても大活躍しています。

さて、肝心のサウンドですが、一言でまとめるのは非常に困難。70年代のAndrew Goldや10ccのごときマジカルポップ、当時は産業ロックと揶揄されていたけど実は高品質なAsiaやJourneyみたいなハードポップ、メキシコのマリアッチ風トランペットが効いたハッピーチューン(歌詞はそうでもないようですがw)、次代に残る名曲の風格が漂う超美メロ・バラード……。書き出したらキリがないほど幅広いスタイルの楽曲が、たっぷり14曲揃っています。しかも“クールなJazzテイスト→Beach Boys的なコーラスパート→boogieなサビ…”と鮮やかに急展開する「Into The Fire」のように、1曲の中に3曲分、4曲分の要素を詰め込んだ曲が多数。

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Chris Richards

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CHRIS RICHARDS AND THE SUBTRACTIONS "Get Yer La La's Out"

2012(SELF) ¥1,470(taxin)

…誰にでも変身願望ってあるんじゃないかと思う。ましてや、ミュージシャンを目指すティーンエイジャーにとって、あこがれの成り変わりたいロックスターやロックバンドの一つや二つはいたはずだ。
そんなあこがれのロックスターに変身するためのなりきりアイテムは分かりやすければ分かりやすいほどいい。…モップヘア、帽子、モミアゲ、メガネなど快挙に暇がないが、とりわけ素顔が分からなくほどのハデなメイクは、なりきりアイテムとしては最高だ!
あのKISSのメンバーの特徴的なメイクは、現在のKISSでも受け継がれており、エースとピーターというオリジナルメンバーが抜けた後も、後任メンバーが彼らと同じメイクで活動していることからも明らかで、それだけ変身アイテムとしては相当なインパクトを持っていると思う。

…ここのところ、ベテラン・パワーポッパーの久々となる新譜が相次いでリリースされているが、充実した内容もさることながら、彼らのPVに共通するアイテムが登場したのである!
…それが、KISSのあのメイクなのだ!

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The Sensibles.

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THE SENSIBLES "The Sensibles"7'

2012(SELF) 980YEN

すでにパンク界隈のディストロではずいぶんと話題になっているイタリアのガール・ポップパンク・バンド、The Sensiblesのセルフタイトル7’。

Nikki Corvetteばりのかっこかわいいグッド・ヴォイスの持ち主紅一点Stellaは存在感ですでにその他から一歩ぬきんでている。本人たちとのチャットによると「俺ら決してパンクばっかり聴いてるわけじゃないんだよ。英詞だし、パワーポップよりのファットなギター・サウンドとかさ」とのこと。確かにラモーンな疾走感は持ちつつもM-2のようにネオアコライクなメロディーや、キャッチーなところなど出自はミドルテンポ主体でBeatlesqueなパワーポップバンドばりにヴァラエティーに富んでいそうだ。

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Fun.

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FUN. "Aim and Ignite"

2012(WARNER MUSIC JAPAN)

2ndアルバム『Some Nights』のシングル曲「We Are Young」がiTunesで累計500万ダウンロードを超え、全米シングルチャートで6週連続の1位を獲得するなど数々の華々しい偉業を達成。今や全世界大ブレイクを果たし現代のパワーポップ・キングと言っても過言ではないFun.。彼らのファースト・アルバム『Aim and Ignite』が発売から3年の歳月を経てついに国内盤化されることになった。

断言してもいいが、Fun.はビートルズやクイーンと比較するに値するクオリティとパワーを持ったバンドだ。それは単にクラシカルなアレンジやフレディ・マーキュリーそっくりなネイト・ルイス(ボーカル)の声のせいだけではない。巧みなコーラスワークや、ストリングスを多用した壮大なアンサンブル、一撃必殺のキャッチーなメロディライン、その全てが120%、いや250%濃縮還元された最高のパワーポップ群は、2ndアルバム『Some Nights』ですっかり彼らの虜になったファンはもちろん、耳の肥えた古き良きポップ~パワーポップのファンをもノックアウトするだけの十分な説得力を持っている。

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Love Slave

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TURBOTRONICS "Love Slave"

2010(SELF) ¥1,750(taxin)

ブルックリン発、ちょっぴり危険な香り漂うダーク・エレクトロ・パワーポップバンド、Turbotronicsのデビュー・アルバム『Love Slave』。Ian Curtisを連想させるヴォーカルスタイルはパワーポップバンドにはなかなか珍しいが、Joy Divisionと並ぶくらいBilly Idolが好きというバックグランドがまた絶妙にズレていて素晴らしい。
「Crush」「International」と先行で公開されたビデオを見てしまうと、どこまでが本気なのかまったくわからないほど音が入ってこないが(苦笑)、そんな人には「Corporate Lady」のMVから先にチェックして欲しい。ネオアコ〜NEW WAVE、80s風のイントロからノイジーなギター、ピコピコシンセと彼?がパワーポップバンドと自称する所以がようやく理解できる!
Billy Idol的なビートやハードロッキンなリフが炸裂している「Camaro」、スマパンの「1979」を思わせる入り口からシンセとの絡みが素晴らしい「Penthouse Apt.」なんかも癖になる。あとは曲だけを聴くなばら「International」もグッドソングですよ(笑)念のため

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Son of skooshny

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SON OF SKOOSHNY "Lovers Leap of Faith"

2010(SELF) ¥1,470(taxin)

70年代の活動がBOMPのGreg Shawを中心としたポップ識者たちに再評価されたカルト・サイケデリック・ポップバンド、Skooshny。Son Of SkooshnyはSkooshnyの創設者Mark Breyerがパワーポップをベースに活躍するミュージシャン、Bruce Wagner、David Winogrondによって2010年新たに産声を上げたスピンオフ・プロジェクト。
本アルバムは純粋な意味でファースト・アルバムではなくあくまで書きためた曲や録音物のコンピレ—ション的位置づけらしいがが、それでもそのフックやメロディーの力に疑いはない。オルタナティヴ・フォークとメンバーが口を揃える「Another Time」はまさに壁のように厚いギターサウンドがグイグイとひっぱるエーストラック。UKでの再評価の流れも汲みながらやはりTom Pettyへの憧れは隠せない「Candy Air」、イントロですでに涙腺が決壊してしまいそうな「Spine」など目新しさはないが良曲揃い。ラストを飾る美しい名曲「How Does It End? 」はR.E.Mを思い起こさせるベストトラックだ。

4曲のEPを出して解散、20年後に再評価の流れを得たSkooshny。その子供には、正当な評価が早めに与えられるよう祈りたい。

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Ben Folds Five

BEN FOLDS FIVE "Sound of the Life of the Mind"

2012(SONY LEGACY)

1995年、アルバム「Ben Folds Five」でデビュー → 2000年に惜しまれつつ解散 → '08年秋、一日限りの再結成ライブを決行 → '11年、Ben Foldsのベスト盤「The Best Imitation of Myself: A Retrospective」に収録するため、Ben Folds Fiveの新曲(3曲!!)をレコーディング → その勢いで(笑)アルバムも制作。 こうして私たちに届けられたのが、「ラインホルト・メスナーの肖像」以来13年ぶりとなる4thアルバム「The Sound Of The Life Of The Mind」です。

ブンブンうなるRobert Sledgeのファズベース、Darren Jesseeの手堅いのに明るくて華のあるドラム、アグレッシブで奔放なBen Foldsのピアノ、静と動の鮮やかなコントラスト、ちょっとシュールな展開部、美しくて愛らしい(≒少々ユルい)コーラス……。オープニング曲の「Erase Me」は、Ben Folds Fiveのサウンドを象徴するエレメンツがたっぷり詰まった楽曲で、あの愛すべき3人組が還ってきたことを高らかに宣言しているかのようです。“泣き虫野郎のパンク・ロック”と自ら標榜していたあの時代の荒削りなムードを求めるなら、M-6「Draw a Crowd」がおすすめ。人形たちとの競演ビデオが好評なM-7「Do It Anyway」のオルナタ・パンク・カントリーな風情に歓喜する向きも多いはず。

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Shoes

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SHOES "Ignition"

2012(BLACK VINYL)

'70sから活動を続けるイリノイ出身のUSパワーポップの雄、SHOESが、Velvet Cruchのリック・メンクをドラマーに迎えた1994年リリースの傑作な前作『Propeller』以来、18年ぶりの新作となる『Ignition』を遂にリリースした!
1979年のメジャーデビュー以来、変わらぬ鉄壁のオリジナルメンバー、ジェフ・マーフィー(G&Vo)、ジョン・マーフィー(B&Vo)、ゲイリー・クレーブ(G&Vo)の3人3様のカラフルなソングライティングセンスは、今作でももちろん健在! THe Beatlesで例えると、マッカなゲイリー、レノンなジェフ、そしてハリスンなジョン…という感じで、それぞれの持ち味が全開する曲がバトンリレーで繋いでいくような快感は、このバンドならではの大きな魅力だ!
また、最後のピースとなる“リンゴ”なドラマーには、Tommy KeeneやAdam Schmittなどのアルバムやツアーでパワポファンにもお馴染みな、売れっ子、ジョン・リチャードソンが迎えられており、初代ドラマーのスキップ・メイヤ―のステディさと2代目リック・メンクのダイナミックなドラミングを併せ持った多彩なドラミングで、ビタースウィートな“SHOES POP”を気持ち良くグル―ヴさせてくれている!

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Sunday Sun

SUNDAY SUN "II"

2012(SELF)

オランダはアムステルダム出身の期待のニュー・パワーポップバンド、Sunday Sun。
素晴らしいデビューEP『I』から早くも待望の新作『II』がリリースされた!
前作で聴かせてくれた、あのJellyfishにも通じるポップセンスはさらに磨きをかかり、次に何が飛び出してくるか予想がつかないトキメキ感に満ちており、聴いていると幸せな気持ちになるポップソングが詰まった会心作に仕上がっている!♪
およそミュージシャンっぽくない(笑)、隣のアンチャン的な飾らないメンバーの雰囲気は相変わらずだが、Yoshi Breen(Vo&G)とKoen-Willem Toering(G&Vo)を中心とする、ビートリッシュなソングライティングセンスは抜群の冴えを見せ、更に多彩にSunday Sun Popを炸裂させる!

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Jeff Litman

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JEFF LITMAN "Outside"

2012(SELF) ¥1,470(taxin)

ニューヨーク出身の新進マルチ・パワーポッパー、Jeff Litman。
2008年リリースの瑞々しいデビュー作『Postscript』に続く、2012年にリリースされた待望の2ndアルバム『Outside』には、Costello直系のビタースウィートなポップソングに溢れており、聴く者のこころを掴んで離さない、大充実作に仕上がっている!
とりわけ、ゲストで加わっているRoger Joseph Manning Jr参加のナンバーでは、相性の良い両者の卓越したポップセンスが炸裂しており、まるで“Costello Meets Jellyfish”な素晴らしいポップソングを聴かせてくれるのも実に嬉しいところだ!

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Davasted me

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JOSH FLAGG "Devastate me"

2012(SELF) ¥1,260(taxin)

「The PosiesとFoo Fighters、Elvis Costelloが出会った」と自ら称しているようにポップとハードの両パートをエモーショナルに吐き出す期待の新人インディーロッカー、Josh Flagg。聞けば13歳でハードコアバンドOrange 9mmの洗礼を受け、Big StarやCheap Trickでパワーポップに目覚めたという。彼は「ソロの形態をとっているからといって演説したいわけでも、二時間半もダラダラと演奏したいわけじゃないんだ。俺はバンドが大好きで、30分で見てる人を全員ノックアウトできるようなライブがしたいだけなんだよ」と語り、それはM1「Seeing Red」やM4「Davasted Me」のロックンロール・スピリットにのっとった爆発的バンドサウンドから知ることができる。ちなみにベストトラックは「256」。スケール感にはパワーポップの枠を超えた、ビッグヒットの可能性すら感じる。

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Reserching the blues

REDD KROSS "Researching The Blues"

2012(MERGE/HOSTESS)

ジェフ(Vo&G)とスティーヴン(B&Vo)のマクドナルド兄弟を中心とする、カリフォルニア出身の素晴らしきパワーポップバンド、Redd Kross。
彼らは1997年にリリースの傑作『Show World』をリリース後に、残念ながら活動を停止してしまっていたのだが、1987年リリースの2nd『Neurotica』期のラインナップ、マクドナルド兄弟に、ロイ・マクドナルド(Ds、The Muffs)、ロバート・ヘッカー(G、IT'S OK)で、2006年に再始動! ライヴ活動を精力的に行い、そして『Show World』以来15年ぶりとなる待望のニューアルバムとなる本作『Researching The Blues』を遂にリリースした!

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Desert Gem

SLINK "Desert Gem"

2012(EARFULL)

サンディエゴ(カリフォルニア)をベースに活動する4ピースバンドのデビュー作。Allen Hildebrandt(Vocals/Guitars/Keys & Piano)、Aaron McKay(Vocals/Guitars/Keys & Piano)、Sam Boukas(Vocals/Sam)、Jeff Wangler(Drums)と、歌えるメンバーが3人揃っているだけあって、コーラスワークが大充実。曲によっては、サビや展開部を待つことなく、冒頭からカラフルなハーモニーをおしげもなく披露しまくってくれる(BB5系のドーリーミーなコーラスではなく、ライヴ感のある軽快なコーラス)。みずみずしくて、スウィートな声質にも注目!!

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Sunday Sun

SUNDAY SUN "I"

2012(SELF)

オランダはアムステルダム出身の期待のニュー・パワーポップバンド、Sunday Sun。
彼らのPVを見ると、最近のUSインディポップバンドにも通じる、ユーモア溢れるネジれたポップセンスが感じられるが、サウンド的には実に正統派なポップフィーリングに溢れており、メンバー4人による卓越したハーモニーには、Jellyfishあたりにも通じるポップミュージックへの愛に満ちている!

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Falling Off the Sky

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The dB's "Falling Off the Sky"

2012(BAR/NONE)

“カレッジ・ロックシーンのXTC”との異名を持つ(笑)、USパワーポップの良心、The dB'sが、25年ぶりの新作となるニューアルバム『Falling Off the Sky』を遂にリリースした!
彼らのスタジオ・アルバムは1987年の『The Sound of Music』以来となるが、2005年にPeter Holsapple(Vo&G&Key)、Gene Holder(B)、Will Rigby(Ds)、Chris Stamey(Vo&G)というオリジナル・ラインナップで再始動して以来、じっくりと作品作りを進めていった成果がこのニューアルバムには結晶のように詰まっている!

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RED BUTTOn

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THE RED BUTTON "As Far As Yesterday Goes"

2011(SELF) ¥1,750(taxin)

The Red Buttonは、共にシンガーソングライターとして活躍しているSeth SwirskyとMike Ruekbergによるポップユニット。2007年にアルバム「She's About To Cross My Mind」でデビューし、そのビートリッシュなサウンドと、ビタースウィートかつキャッチーな楽曲で、またたく間にポップミュージック愛好家たちのハートを鷲掴みにしました。そして、2011年にリリースした待望のセカンドアルバムが、この「As Far As Yesterday Goes」です。

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HOT CHELLE RAE

HOT CHELLE RAE "Whatever"

2012(SONY MUSIC JAPAN) ¥1,890(taxin)

ある日、バンドのPVを見ていたうちの相方が突然叫んだ。
「あ、サムが出てるよ!?」
サムとは我々がずっとハマっている海外ドラマ「Glee」に出てくるサムことChord Overstreetである。まさかそんな事ある訳ないよとその場は笑い飛ばした僕だったが後で調べるとなんと本人であった。しかも、そのバンドのギタリストが彼の実兄、Nash Overstreetであり兄のバンドのPVに出演しているというではないか!?このバンドこそ「Hot Chelle Rae」だったのである。

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THE HARMALATORS

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THE HARMALATORS "When Everything Goes Right"

2011(SELF) ¥998(taxin)

サンフランシスコから車で1時間ほどの、ワイン生産で有名な街・サンタローザを拠点に活動するThe Harmalatorsは、双子の兄弟 Marlon Kay(ベース)&Norman Key(ギター/キーボード)と、ドラム/パーカッション担当のTim "Batman"Meadowsからなる3ピースバンド。彼らが2011年にリリースした本作は、思わず一緒に口ずさみたくなる、おおらかでジャングリーなギターポップを中心にした4曲入りEPだ。その特徴 は、“ソリッドな演奏”とは対極の、飄々とした歌いっぷりと何とも独特なテンポ感。一度ハマればクセになる“ゆるふわ系パワー ポップ”をあなたもご賞味あれ。

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LATE CAMBRIAN

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LATE CAMBRIAN "Social Season EP"

2012(SELF) ¥1,200(taxin)

先日国内盤が発売されたばかりの1stフルアルバム"The Last Concert"が各メディア・ショップ・SNS等で大好評を受けているLate Cambrian。早くも5曲入り新作「Social Season EP」を発表した。
今作でまず注目すべきは彼らのソングライティングの進化だろう。前作がweezer直系の爆音泣きメロ&8ビートパワーポップだったのに比べ、今作では1曲目"Ryan Gosling"からいきなりダンサブルな16ビートが飛び出す。(ジャケットのアーティスト写真も、なんだか若干オシャレになっている!笑)もちろん、彼らの持ち味であるスーパーキャッチ―なグッドメロディはそのまま受け継がれ、むしろさらに洗練されている。
前作の直球パワーポップな楽曲群も素晴らしかったが、拳を突き上げる系だけではなく、気持ちよく体を動かしてダンス&シンガロングできる楽曲が並び、彼らが既にネクストステップを探求していることが窺える。

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THROWBACK POP

KEVIN MARTIN "Throwback Pop"

2012(SELF)

新たなビートリッシュ・パワーポップの担い手、ここに現る!

またまた、最高に素晴らしいビートリッシュ・パワーポップの担い手が現れた!
カリフォルニア出身のインディポップバンド、Get Back Lorettaのヴォーカリスト&キーボーディストとして活動してきた、Kevin Martin、その人だ!
今年2012年にリリースされたソロアルバム『Throwback Pop』は、彼の弾けるポップ感覚が全開した会心作に仕上がっている!

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THROWBACK SUBURBIA

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THROWBACK SUBURBIA "Shot Glass Souvenir"

2012(SELF) ¥1,470(taxin)

前作『Throwback Suburbia』がスマッシュヒットを記録したオレゴン、ポートランドをベースに活動するパワーポップバンド、Throwback Suburbiaのサード・アルバム。パワーポップ・ファンが求める<次に来るバンド>として常に名前が挙げられる存在になったことで、よりパワーポップの真髄をついた曲作りに舵を切った印象。アップテンポな曲も、バラードも、とにかくリフ、ブリッジ、サビといった流れがパーフェクト。全編で主張するBeatles〜Tom Pettyへの憧れに「Down to Love」はコステロもびっくりのキラーチューン。「Side Effets」はまるで「Beach Boysの良さはこれだろ?」と教えてくれているようなビーチサイドソング。Jimi Evansというロックで素晴らしいヴォーカリストに恵まれたことで多少控えめに置かれながらも決定的にスウィートなグループ・ハーモニーたち。すぐにでもライブで体感したいものだ。

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THROWBACK SUBURBIA

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THROWBACK SUBURBIA "Throwback Suburbia"

2009(SELF) ¥1,470(taxin)

グッド・パワーポップ!!もし迷っているならメロディーに立ち返ろう!そんなことを思わせてくれるポートランドのThrowback Suburbiaの2009年最新作。BeatlesやCheap TrickをルーツにJelly FishやVelvet Crush、Butch Walkerらに通じるポップ・アプローチが素晴らしく高レベル。シンセが印象的なSame Mistake、ピアノではじまるHead Over Heelsといずれも掴みが恐ろしいくらいにウマイ上にサビでのバーストもお手のもの。これまた全曲軽快で楽しげなコーラスも最高!全員がスーツなのもらしくて好き。

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THE SLINGSBY HORNETS

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THE SLINGSBY HORNETS "Borrowed and Blue"

2012(EXPEDITION HOTDOG) ¥1,680(taxin)

Brian May狂を前面に打ち出したハードなギターリフ、調子っぱずれな歌、そう、あのJon Paul Allenのソロバンド、The Slingsby Hornetsが4枚目のスタジオアルバム『Borrowed and Blue』をリリース!本アルバムはのっけからCarpentersの名曲「Yesterday Once More」の壮大でアップビートなカバーからはじまるように、半数がカバー曲(残りが新曲)。カバーは原曲を知るだけに彼の”手癖”がいかにユニークなのかを再確認。カバーで容易に掴まれてしまった人はたちまち彼の罠に陥ってしまうのだろう。ああ、そんなこと書いていると、超スタジアムロックなボーナストラック曲「Move It」が、そうこうしているとまた戻ってChris De Berghの原曲無視の「The Lady In Red」を聴きたくなってしまう。また頭の「Yesterday Oncemore」が流れてきたときには・・・

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