Gru “Welcome sucker to candyland”

ブラジルにこんなサウンドがあったか!ともうほんと目からウロコ。勝手にもっとラテンでサンバなものだとばかり思ってました偏見でしたすみません。
彼女はPelotasという、ブラジルの南端の海沿いの町出身らしい。残念ながら彼女のFacebookの言語が読めないので詳しいことは分からないが、とにかく爆発的なパワーを持った圧倒的元気印のサウンドは今年発売されたパワーポップアルバムの中でも見逃すことはできないことは間違いない。

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The Joy of Painting “Tender Age”

Elvis CostelloとWeezer、それにButch Walkerからの影響を公言する彼ら。キャッチーでありながらも一癖あるメロディや、ガレージをベースとした軽快なビート、それにシンセ/キーボードのアクセントが効いたサウンド。しっかりとリスナーをダンスさせるグルーヴを持ったロックンロールのシンプルなサウンドと、飄々としたジャングリーなヴォーカルが絡み合い、例えるならガレージロック版Vampire Weekendと言ったところ。

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Army Navy "Crushed EP"

2013 (SELF RELEASE)

日本でアルバムが発売されたこともある、LAのインディー・パワーポップトリオ、Army Navyの6曲収録最新EP『Crushed』。素晴らしい内容だった前作『The Last Place』以来初となるリリースで、2014年に完成するであろうサード・アルバムへの序章となる作品だ。
レコーディングはYo La TengoやCrap Your Hands Say Yeah!を手がけたAdam Lasasで、彼はバンドの全作品を手がけている。

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VA "Drink A Toast To Innocence: A Tribute To Lite Rock"

2013 (Monsters of Lite Rock) POWERPOP of the month

超実力派ポップ〜パワーポップのアーティストたちが“Lite Rock”の名曲をカバーした、ボリューム満点のコンピレーションアルバム。“Lite Rock”というカテゴリーをどう捉えるかは、なかなか難しい問題なのですが、本作ではこんな風に定義しているようです。
・1970年代後半から1980年代初頭に流行した軽やかなバラード
・ただし、いわゆるロックバンドのバラード曲は含まない
・代表格はアンブロージアとリトル・リバー・バンド
・マイケル・マクドナルド、ケニー・ロギンスなどのYacht Rockも同じDNAを持つが、Lite Rockは匿名性が高い(つまり、アーティストのネームバリューではなく、純粋に楽曲のよさでヒットした曲ということ)
・80〜90年代の陳腐なバラード歌手の作品とごっちゃにされては困る(←辛辣w)
ということなので、匿名性の高さという点を考慮すると、日本でよく使われるAORというカテゴリーとも、実は似て非なるものなのかもしれませんね。

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Chumped “Chumped”

2013(Anchorless)

ラウドなギターを鳴らすキュートな女の子に、こんなにも心ひかれるのは何故だろう。そして舌っ足らずな少女的ヴォーカルとラウドでエモーショナルなバンドサウンドという、乖離しているように思える二つの音の相性がこんなにも良いのはなぜだろう。こんなことを書くと女性蔑視だと言われるかもしれないが、きっと、パワーの面で男には及ばない女の子が、それでも一生懸命歌っている、ということにエモーションを感じ、心を動かされるのかもしれない。

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Luke Leighfield “New Season”

2012 (Got Got Need Records) 1,365YEN

「ビューティフルロック」という言葉が一般化して久しいが、本当の意味で美しい楽曲、美しいサウンドを作り出し続けているアーティストは少ない。イギリス生まれベルリン在住の青年Luke Leighfieldは、間違いなくその数少ないアーティストの一人だ。

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Mayday Parade "Monsters in the closet"

2013 (FEARLESS)

アメリカの知名度が日本のそれとは比べ物にならない、そんなケースは数多くあるがMayday Paradeもそんなバンドの一つだ。なんと彼らのオフィシャルFacebookページのLike数は150万に迫る勢いで増えており、先日リリースされた4thフルアルバム『Monsters in the closet』は、発売初週に30,000万枚を売りビルボード・トップ10入りを果たしている。

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Radiator Hospital “Something Wild”

2013(Salinas Records)

米ミシガン州出身の4人組インディポップバンドRadiator Hospitalは、おそらく人によって好き嫌いが非常にハッキリわかれるアーティストだろう。一言で言えばぶっ飛んだドリーミング・ガレージポップ。ガレージの投げっぱなしなソリッドさとパワーポップのあたたかいキャッチーさ。そんな突き離され感と親密さが同居する不思議なサウンドだ。

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Graham Alexander "Graham Alexander"

2013 (POWERPOP ACADEMY) POWERPOP of the month

Paul McCartneyが11年ぶりの来日に先立って、今年(2013年)10月14日に新しいアルバム『NEW』をリリースしたが、その1ヶ月前、9月18日に、米フィラデルフィア出身のGraham Alexanderという若いミュージシャンのデビュー・アルバムがリリースされた。その宣伝キャッチコピーが「「世界が待ち焦がれたポール・マッカートニー後継者」。
ほんまかいな、と思うよね。こんなキャッチで登場しても、十中八九はたいしたことないのが現実。アマノジャクなボクなど返って粗探ししてしまう。

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Justin Kline "Doormat"

2013 (SELF) Name your price

パワーポップがJustine Klineを取り戻した!生きるか死ぬかという追いつめられた精神状態淵で作られたセカンドの極美な旋律に涙した僕たち。でもやっぱりJustinはこうでなくちゃ!!原点回帰した彼が放った渾身のEPはタイトル・トラック「Doormat」から完璧。「僕は君のドアマット、僕は君の涙を全部吸い取るスポンジ」
そんな包み込むような優しい歌詞とWeezer〜Wheatusで確立された黄金パターン=ぶっといギター&リズムで極上のパワーポップ。これやられたらメロメロ笑顔だっての。

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The Nines "The Nines"

2013 (T.A.S. GOLD) 1.890 YEN

カナダのパワーポップ・マジシャンSteve EggersによるThe Ninesの最新作。2011年にリリースされた『Polarities』以来となるスタジオ・アルバムで、製作段階で彼が崇拝するXTCのAndy PartridgeやBleuやMike Viola、Jason Falknerなどお馴染みソングタイター仲間が関わっていることが知らされていた。ポップに対して純粋で、従順な彼の姿勢は本作でも全開。彼いわく「いままで僕の音は"Paul McCartney and WingsのアルバムにCheap TrickとXTCをミックスされた〜"なんてずっと言われてきたけれど、今回自らの名前を冠したのはこのアルバムが100%The Ninesといえるものに仕上がったからなんだ」とのことだ。

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The Pooh Sticks "The Great White Wonder"

1991

Bob Dylanのブートアルバムのタイトルを冠したマニアックなこのバンド。アノラックにカテゴライズされているが、本作の代表曲「Young People」はアッパーでハッピーな素晴らしいパワポナンバーだと思う。高校生の時だったか、弟が同級生から借りてきたのを聴いてお気に入りになった思い出のアルバムでもある。弟は中学生だったからその同級生のマニアックさたるや…恐ろしいものがある笑。

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Metro Chucks “Metro Chucks”

2013 (SELF)

西海岸から新たなパワーポップ/ポップパンクが登場!
・・・と思いきや、なんとベルリン出身。だけどジャケといい、アーティスト写といい、超カルフォルニアしてるこのバンド、Metro Chucksのファーストアルバム『METRO CHUCKS』はもはや国境もブっ飛ばす勢いの快作だ。

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Glenn Robinson “Modern Mistakes”

2013 (Jolly Ronnie Records)

本作は、ボストンから南西におよそ100km強の位置にあるWest Warwick出身のミュージシャンGlen Robinsonによるソロプロジェクトのファーストアルバム。もともとドラマーとして数々のインディーバンドを渡り歩き、最近ではThe Pogsという90年代ソングのカバーバンドでヴォーカル&ギターも務めるマルチ楽器奏者であり、このアートワークも手掛けたというマルチタレントっぷりだ。

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Humboldts “Blockhead EP”

2013 (SELF)

きたきたきたきた!Ozma、Late Cambrianに続く90's泣き虫爆音パワーポップ!ファジーなギターサウンドといい、大振りな8ビートといい、ヘロヘロなのに超突き刺さるシンセといい、30代ミュージックナードたちの胸をゴリゴリと抉る要素満載だ。

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Will Dailey & The Rivals "Will Dailey & The Rivals"

2011 (REPUBLIC)

確かNCISが何かのエンディングでかかっていたのをShazamして知ったのだと思う。なんとも便利な世の中になったものである。ボストンの素晴らしいソングライター!かなり渋い音なのでキャリアが長いのかと思いきや意外にも2004年にファーストアルバムリリースらしい。Boston Music Awardで3回も「Best Male Singer-Songwriter」に輝いたという経歴、そしてその独特の声と不思議なメロディは一度聴いたら忘れられない。

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The Charlie Watts Riots “A Break in the Weather”

2013 (SELF) POWERPOP of the month

揃いのスーツに身を包み、無精ひげにしかめっ面。
The Charlie Watts Riotsはお世辞にも若いとは言えない…というか、この際はっきり言ってしまおう。中年であると。
しかし、そこらの若手バンドがなよなよとしたノスタルジック全開のポップに走るのを横目に、このおっさんたちはディスト―ションサウンドを豪快に響かせる。ひょっとしたら彼らこそ、本物の“パワー”ポップ復権のカギとなるかもしれない。

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King Tuff "Was Dead"

2013 (BURGER)

2008年に発売されレア盤化していた Kyle ThomasことKing Tuffのデビュー・アルバム『(King Tuff)Was Dead』。このほど元々のリリース・レーベルであるBurger Recordsよりデラックス仕様で再発された。これは60年代に作られたものではなく、T.Rexの幻のアルバムでもない。かといってMikal CroninやTy Segall周辺のニュー・プロジェクトでもない。さかのぼること5年前、King TuffがまだSub Popとサインする前にひっそりと作られた彼のオフィシャル・デビューアルバムなのだ。

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OST "Still Crazy"

1998 (LONDON RECORDINGS)

大好きなロック映画『Still Crazy』のサウンドトラックである。70年代にいいところまで行った架空のバンド「Strange Fruit」の再結成のドタバタを描いた胸キュン映画である。先日、The Mayflowersがこの架空バンドの曲「All over the world」をカバーしていると聞いてとても見たくなった。本人は「こんなことしてるバンド他にいないですよね」との事。いやいや、俺のいつかカバーするリストにしっかり入ってたのに!泣く泣くリストから削除…。映画はもちろん、本サントラもなかなか。見事なMick Jones(Clashじゃない方)仕事である。他にもSqueezeのChris DiffordやあのJeff Lynne大先生が参加しており、見事なパワーポップナンバーが並んでいるのだ。甘過ぎるバラードだが、「The Flame Still Burns」はもう涙がとまらない。

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The Lieblings "Take Us To Your Leader"

2013 (GAEA/RIMEOUT) ¥2.200

 フィンランドからド級の新人パワーポップ・アーティストが登場した!
 90年代の米国のパワーポップ・アーティストたち、The PosiesだったりVelvet CrushだったりMathew Sweetだったり…他にもたくさん、僕達の琴線に触れて、いや震わせてきたアーティストたちの優しく、しかしどこかで傷口の癒えていない心の機微を抜群のポップメロディで届けてきてくれた歴代のアーティストたちのエッセンスを存分に吸い込んだ上で、その脈々と続くパワーポップ・マインドをThe Pains of Being Pure at HeartやRingo Deathstarrのようなシューゲイズ・リヴァイヴァルのアーティストにも共振するほどの轟音でコーティングする、まさにパワーポップ・ミーツ・シューゲイザー、アーティストがこのThe Lieblingsだ。

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sugardrop "yeah right"

2013 (HIGH FADER) 2,100YEN

RINGO DEATHSTARRやLetting Up Despite Great Faultsなど海外のインディーポップ〜シューゲイザー・バンドのオープニングなどに抜擢、周辺シーンでの認知度がじわじわ高まっている男女混合トリオの2ndアルバム。90年代の、いわゆる”轟音ギターバンド”からの影響をストレートに鳴らしている希有なバンドで、リヴァーヴの深さで誤摩化さず、何よりも曲の良さで勝負しているところが素晴らしい。恐らく作詞作曲を手がけるKenta Hashiguchiはエフェクターの充実に命をかけるタイプではなく、無類のグッドメロディー愛好家なのだろう。

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Surf School Dropouts "Summer Is A State Of Mind" (300枚限定LP)

2012 (SUNNY DAY) 1,680YEN

これはThe Explores Club以来の衝撃!
ハイクオリティーなアナログ・レコード制作を徹底するスペインのSunny Day Recordsから60sのヴォーカルとハーモニーに満たされた極上のサンシャインポップ・アルバムが到着!!デンマークをベースに活動するSurf School Dropoutsは全員The Beach Boys、Phil Spectorが大・大・大・大・大好きという友人達で結成。2013年から60年代のサーフグループと対バンしにタイムマシンでやってきた、Surf School Dropoutsはまさにそんなバンド。

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The Flashing Lights "Where The Change Is"

1999(SpinART)

先日、Super FriendzのアルバムがLPで再発されるというニュースが飛び込んできた。Super Friendzと言えばSloanのChrisが参加していたバンドで、そのガレージ色の強いエッジの効いた音は大好きだったので嬉しい事である。フロントマンMatt MurphyはSloanのChris Murphyと兄弟だとずっと思っていたのだが、どうも違うらしい。あんなに音や声の感じが似てたらそりゃあ勘違いするよなぁ…。

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Peter Holsapple & Chris Stamy "Mavericks"

1995 (RHINO)

僕にとってはThe dB'sだってSneakersだってリアルタイムじゃなかった。だからこの作品も当然中古レコード屋で偶然手にしたのだ。町田かどこかのユニオンだった気がする。一律980円CDのようなめちゃくちゃダサいジャケットだったけど、雑誌か何かのかすかな記憶を頼りにChris Stamyって聞いたことあるなぁという程度で手に入れたのだった。当時はCDウォークマンを持ち歩いていたのだが、帰りの電車の中では一緒に買ったもっと派手なCDを先に聴いた。結局うちに帰って釣果の一番最後に本アルバムを聴いたのだった。

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Susan Cagle "The Subway Recordings"

2012 (SONY)

何年か前、ふらっと立ち寄った某大型レコード店の面出しで売られていた一枚。
ニューヨークの地下鉄でストリートミュージシャンとして活動していてプロデューサーの目にとまりデビューという、憧れのキャリアを持つ彼女。デビュー前に思い入れのある地下鉄構内でのライブレコーディングというなんともアメリカらしいというかきな臭い感じもするのだが、音はとても伸びやかで透き通っているのだ。兄妹達とのバンド演奏で録音されていて、ちょっと拙い部分もあるのだが、逆にそれが彼女の曲の良さを引き立てている。
狙ってなのだろうが、時折聴こえる地下鉄の音と合間って、地下鉄構内でのライブをみている感覚になれるのだ。

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Parthenon Huxley "Homemade Spaceship: The Music of ELO"

2005 (REVERBERATIONS)

あの人がELOのカバーアルバムを作っちゃった!
素晴らしいソングライター・プロデューサーであるP.HuxことParthenon HuxleyによるELOのカバーアルバムである。カバーと言っても一応メンバーの一人だったわけだから、微妙なところではあるのだが…。とにかく名曲目白押しのセレクト。中からELOを見て来ただけあってエッセンスを見事に再現している。もちろんオーケストラ無しで。これがすごいのである。

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aeronauts "Ready Made"

2009 (SELF)

何と言ったらいいのだろう。その世界観、溢れ出す轟音と憂い。片方で全世界に向かって中指を立てながらツバを吐き、片方で全てを受け入れてくれる愛に溢れたそのスタンスは、僕をずっと虜にしている。結成17年、全員オリジナルメンバーで積み上げられて来たその葛藤とグルーヴは決して負けない強さを持っている。

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The Upper Room "Other People's Problems"

2006(SONY)

ブライトンの遅れて来たブリットポップ、The Upper Roomの唯一のアルバムである。
まさかと思って一聴してアルバムの発売年を見直したくらいブリットポップど真ん中!こんなアルバムを2006年にドロップしたバンドがいるとは…。活動はたった二年間。それでも、中身は胸キュンパワポソングでいっぱいなのです!

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The Sugar Spiders “letters from home”

2013(SELF)

「やられた!」
再生ボタンを押して25秒。Aメロが始まった瞬間にそう思った。歪みに歪んだファズギターのミュートしたルート進行からの男女のオクターヴ・ヴォーカル。もうそれだけで彼らのローファイでラウドな世界に引き込まれた。

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States “Calabozos y Dragones”

2013

Blink 182、New Found Glory、Green Day、All Time Low。いつだって僕らのポップパンクは“英語圏”からだった。それがすべてだと思っていた。Statedを聴くまでは。
スペインはブエノスアイレス出身のこのポップ・パンク・キッズは、自分たちの言葉でズカズカと頭の中へ踏み込んでくる。歌詞の内容は全く分からない。が、なぜかとても心地よい。

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