Gary Frenay “File Under Pop Vocal”
2015 (SELF)
「file under pop vocal=ポップボーカルの棚に置いてください」ー 60年代レコードのジャケットには、この様な作風を示す印がなされていたそうです。AMラジオに胸を躍らせ、レコード店でワクワクしながら棚を物色。自分のフィーリングやイマジネーションを信じていた古き良き時代、名盤名曲に出会った時の感動が胸により深く刻まれたことでしょう。
ニューヨーク州シラキュースのパワーポップ・レジェンド、Gary Frenayもきっとそんな一人。The Flashcubes、Screen Test、The Neverly Brothers、The Fab CatsやArty Leninとのデュオなどでも活動している彼のキャリア3枚目となるソロ・アルバム、タイトルはズバリ「File Under Pop Vocal」。レコードとラジオに夢中だった青春時代へのオマージュが込められた全10曲(ボーナストラック除く)、The Beatles、The Beach Boys、Burt Bacharach、Todd Rungrenなど偉大なる先人達への感謝と憧れが、音となって瑞々しく輝いています。
ゲスト陣もMarshall Crenshaw、Paul Carbonara(Blondie)など親交のあるミュージシャンが多数。そして、なんと日本からはOsamu Satoyama/The Mayflowersが2曲に参加!本当に嬉しいかぎりです。海を越えた友情を感じさせますね!素敵です。息子さんのNick Frenayもホーンやベース、ピアノ、コーラスなどマルチな才能でお父さんを支えています。父親冥利につきることでしょう。Brian Wilson作 ”It's Like Heaven”(The Honeys)のカバーも収録。
グッド・メロディー&グッド・サウンド&グッド・バイブレーションは、時代を越えて受け継がれていく…ハートウォーミングなこのアルバムを、是非あなたのレコード棚のポップボーカル・コーナーに置いてくださいね。忘れかけていた何かが、きっと見つかりますよ。
(Hiroyuki Mori@PowerPopRevival / BOTB)
01. Blue Topaz
02. Forgot How Good Love Feels
03. Our Eyes Have Voices
04. It's Like Heaven
05. Winterview
06. We Could Be Brothers
07. It's Your Heart
08. You're Only Hurting Yourself
09. Everything but Love
10. Luckiest Man
11. How Do You Hold Onto Happiness(Acoustic Demo)[Bonus]
12. Let's Try Fantasys(Acoustic Demo)[Bonus]
13. Surf's Downs(Acoustic Demo)[Bonus]
Gary Frenay - Forgot How Good Love Feels