中村一義 “金字塔”
1997 マーキュリー・ミュージックエンタテインメント
先日のナードマグネット新宿公演を経て、ふと思った事がある。それはボーカル須田君のハイトーンボイスについてである。ライブ終わりの須田君のに思わず「中村一義さんに声にてるよね」と言ってしまった。アーティストにとって似てるってのはあんまり言っちゃいけないのだけれど、僕の中では「中村一義」はちょっと特別なので精一杯の褒め言葉だったのだけれど。
洋楽至上主義のナードな僕に、関西で大学生活を送っていた時の思い出の女の子が教えてくれた名盤「金字塔」は危うくアイデンティティを破壊されるくらいの衝撃だった。で一人録音なのにこれでもかって言うくらいパワポサウンドで、一度聴いたら忘れないようなキュンキュンメロディ。僕はもう完全に虜になった覚えがある。後に発表されるキャノンボールもパワポ名盤にしたいけれど、1stアルバムで「金字塔」を打ち立てた中村一義の功績はナードな僕らにとっては偉大である。
最近ではサニーデイ田中さんやTOTOSでも一時期ドラムを叩いてくれたGenさんがワンリルキスで一義さんと絡んでいてなんだか先行き楽しみなこの頃。この「金字塔」はやはりパワポなんではないだろうかと改めて思うのだ。
＜ワタナベオサム＞
1. 始まりとは
2. 犬と猫
3. 街の灯
4. 天才とは
5. 瞬間で
6. 魔法を信じ続けるかい?
7. どこにいる
8. ここにいる
9. まる・さんかく・しかく
10. 天才たち
11. いっせーのせっ!
12. 謎
13. いつか
14. 永遠なるもの
15. 犬と猫 再び
中村一義
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