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Paws “Cokefloat!”

2013 (FAT CAT)

グラスゴーを飛び出してFat Catと契約したPawsの記念すべきデビュー・アルバム。前身バンドA Copenhagen Hope解散後にスタートしたのがPawsで、記念すべきファースト・ライブはDum Dum Girlsの前座だったという。しかも即完売だったそのライブ以降、彼らの噂は巷を駆け巡りトントン拍子でデビューまでたどり着いたというわけだ。

ただそんなこんなで早くからラジオ局やらウェブジンから必要以上に取り上げられ過ぎてしまった感のあるPaws。このデビュー・アルバムもThe Lemonheads、Pavement、Dinosaur Jr.らのような90年代バンドのフォロワー/リバイバリストとしてはハイスコアを叩きだしているものの、まだまだ個性という点では未完成。No Ageを好きな少年がCloud NothingsやYuckをコピーして楽しんでいるような、身内に向けてカセットでのリリースを楽しんでいるほうが身の丈にあっているような。僕だけ私だけのローカルバンドで居て欲しいような。

いやいや、バズという快楽に溺れることなく、この強者揃いの大海に飛び込んできたこれからが勝負でしょう。個性があーだこうだ申しましたが、90年代が思春期の筆者はPhillip Taylorといソングライターの詩と曲に、ギターフレーズにメロメロであります。おまけにヤンチャなだけかと思いきや精神パンク度も高し。ルックスはイマイチと来たら応援しないわけには行きません。イチオシはM2「Jellyfish」とBIg DealのAliceが参加しているM7「Sore Tummy」で、推し曲はM-1, 3 ,4, 9, 10, 13。はい、ほぼ全曲ですね。推しギター曲と推しパンキッシュ曲を入れたら完全に全曲。

以上ただのツンデレでした。好きです。大好きですPaws。
セカンド・アルバムではファズギターの、グランジのその先へ!
待ってます!




Cokefloat!
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