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Gru “Welcome sucker to candyland”

ブラジルにこんなサウンドがあったか!ともうほんと目からウロコ。勝手にもっとラテンでサンバなものだとばかり思ってました偏見でしたすみません。
彼女はPelotasという、ブラジルの南端の海沿いの町出身らしい。残念ながら彼女のFacebookの言語が読めないので詳しいことは分からないが、とにかく爆発的なパワーを持った圧倒的元気印のサウンドは今年発売されたパワーポップアルバムの中でも見逃すことはできないことは間違いない。

本作は、ブラジル出身の女性SSW、Gabi LimaによるソロプロジェクトGruの1stフルアルバム。オープニングトラック「Sidecar」からいきなり心をギュギュっと鷲掴みにされるコーラスワークとサビの突き抜けさ加減はWellingtons級だし、女性版Elvis Costelloばりの爽快&キャッチーナンバー「Boy In Love」、これでもかっていうくらいパワーポップしてるピアノナンバー「If It All Works Out」、『あたしはエルトン・ジョンじゃないし、ラヴソングなんて歌わないし、自分を探さなきゃ』という印象的な歌い出しで始まるキラーチューン「Feel Like Running」などなど、とにかく一枚まるごとハッピーで、捨て曲一切なし!抜群のポップセンスをもったメロディーメーカーがまたひとり、誕生した。


<トラックリスト>
1. Sidecar
2. Boy In Love
3. The Sweetest feat Chris Colbourn
4. Bad Plot
5. If It All Works Out
6. Sleepwalker
7. Feel Like Running
8. Just The Way You Are
9. Can't Fool Me feat Frank Jorge
10. Not Done