Metro Chucks “Metro Chucks”
2013 (SELF)
西海岸から新たなパワーポップ/ポップパンクが登場!
・・・と思いきや、なんとベルリン出身。だけどジャケといい、アーティスト写といい、超カルフォルニアしてるこのバンド、Metro Chucksのファーストアルバム『METRO CHUCKS』はもはや国境もブっ飛ばす勢いの快作だ。
燦然と輝く太陽とビーチが目に浮かぶオープニングトラック「When the City Sleeps」はイントロのギターリフからしてガッチリとロック・キッズの心を掴む破壊力だし、Fountains of Wayneにちょっとサーフが混じった最高のパワーポップ・チューン「Judy's Got your Number」、StrokesのJulianに似たヴォーカルNormen声が印象深い(曲は似てないけど)「Infection」、Weezerばりのディスト―ションパワーコードの大振りなストロークとサビのシンガロングが気持ちいい「Hey Belladonna」など、どれも粒ぞろい。
アーティスト写真がいかついせいか、ハードなサウンドを想像していたが、これがまた、素直で直球なポップ。勢いで押すだけじゃなく、しっかりと聴かせるメロディセンスも素晴らしい。
メンバーも影響を公言している通り、Strokes/Julianの声にWeezerの泣きメロ、Blink182のポップセンス、それにThe Ramonesの荒々しさも詰め込まれた、爽快なパワーポップアルバムだ。
<トラックリスト>
1. When the city sleeps
2. Judy's got your number
3. Wilf
4. Infection
5. Hey Belladonna
6. Salvation
7. When the city sleeps (Radio Edit)
8. Wilf (Radio Edit)