BRIAN SCARY

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BRYAN SCARY "Daffy's Elixir"

2012(PAPER GARDEN) ¥1,500(taxin)

後期Beatles、E.L.O、Queen、XTC、Jellyfishなどがしばしば引き合いに出される万華鏡ポップにグラムロックやプログレ(!!)のテイストもプラスした、まさに“おもちゃ箱をひっくり返したようにカラフルで多彩”なサウンド、予測不能かつ変幻自在な曲展開、ファンタジーと狂気が交錯するシアトリカルな仕掛け……。ブルックリンの奇才・Bryan Scaryの魅力にひとたびハマったら、二度と抜け出せなくなること間違いなし!
ドラム以外の全楽器+プロデュースを一人でこなしたデビューアルバム「The Shredding Tears(2006年)」、彼のライブバンドThe Shredding Tearsと共に制作した2ndアルバム「Flight of the Knife(2008年)」、EP「Mad Valentines(2009年)」に続く、3作目のフルアルバム「Daffy's Elixir」は西部開拓時代がテーマ。どの曲も、その情景(映像)を鮮やかに呼び起こすサウンドで、“このまんまロックミュージカルとして舞台化or映画化できちゃうのでは?”と、思わず妄想がふくらみます。いやぁ、コンセプトアルバムはこうでなきゃね(アルバムのあちらこちらに、西部劇のサントラみたいなモチーフがサラリと顔を出すのも楽しいです)。曲調によって声の表情が変わるミュージカルスターばりの歌いっぷり、ワイルドな風貌からは想像できない天使のようなコーラスも絶品。キュートなハプシコードやハープ、さりげなく配されたオーケストラ(←これって、実はすごく贅沢!!)など、登場楽器はバラエティー豊か。さぁ、あなたもBryan Scary劇場に足を踏み入れ、汲めども、汲めども尽きせぬ泉のように溢れ出るBryan氏の才能に身をゆだねましょう。<Miyuki Kimura>

Track Lisiting:
1.The Wicked Frontier 03:45
2.Ziegfield Station 03:53
3.Cable Through Your Heart 05:07
4.The Silver Lake Mining Company 04:30
5.Diamonds! 05:41
6.Ballroom Kid 04:01
7.You Might Be Caught In Tarantella 03:45
8.The Tale Of Opal Dawn 03:12
9.Faintess Moody: Outlaw 04:40
10.Another Ace In The Hole 01:51
11.Red Baron (Of Arizona) 07:36
12.Owe Mister O 04:12
13.Day-Glo Waterfalls 04:29
14.Quicksilver Daisy Day 05:14
15.Data Mountain


MEMBER
Bryan Scary

SITE
OFFICIAL: http://www.bryanscary.com/

LISTEN

Daffy's Elixir
Daffy's Elixir
posted with amazlet at 12.04.13
Paper Garden Records (2012-04-23)