May 19, 2008
SEVENTEEN “A Flashing Blur Of Stripped Down Excitement”
SEVENTEEN / A Flashing Blur Of Stripped Down Excitement
(2002/Vinyl Japan/JAPAN)
ども、ご無沙汰しています。過去に少しレビューなど書かせていただいていた、やっし@GROOVY*PLACEです。またパワーポップのマスターピース紹介の記事など、ちょこちょこ書かせていただきます。よろしくお願いしますデス。
さて、再開一発目はセヴンティーンの紹介です!
02年にヴィニール・ジャパンよりリリースされたセヴンティーンの編集盤。アルバムを発表するなく、シングル1枚(「ドント・レット・ゴー」)のみリリースして解散してしまった彼らの足跡を捉えた貴重なディスコグラフィーCD。しかし、このコンピレーションも現在は既に廃盤となっており、再発が待たれるところ。
北ウェールズはリール出身の4人組。結成は78年。当初はトイレッツを名乗っていたが、やがてセヴンティーンと改名。ちなみにバンド名はピストルズのあの大名曲(大好き!)から採られたという。メンバーはマイク・ピーターズ(Vo/B)をリーダーに、エディ・マクドナルド(G)、ナイジェル・バックル(Dr)、デイブ・シャープ(G)。
そのサウンドはというとモッド・リヴァイバルを通過したパンク・パワーポップといったところ。そこに隠し味的にマージービート(ビートルズの「プリーズ・プリーズ・ミー」のカバーもあり)。明るく親しみやすいメロディ、ハーモニー、ビート、いずれも素晴らしい。これを嫌いなパワーポップ・ファンなんているのだろうか。
このコンピレーションは、幻となってしまったオリジナル・アルバム「ベスト・オブ・ブリテッシュ」に収録されるはずだった12曲に、既発表のシングル収録2曲を追加した全14曲。
おすすめは何といってもシングル「ドント・レット・ゴー」に尽きるでしょう。パワーポップ史上に残るアンセム・チューン。キャッチーなリフ、打ち鳴らされるハッドクラップ、これで盛り上がらなきゃ嘘だ。マイク・ピーターズほか二人はセヴンティーン解散後、ジ・アラームを結成することになる。