Jun 29, 2007
Scott McCarl ”Play on”
こんばんわ、オサムです!!
今朝、iPodを聴きながら電車に乗っていました。
僕のiPodのやつは時々中々すごい選曲をしてくれるのです。
今日はパワーポップ談義には必ず出てくるあのRaspberriesのPlay Onがかかりました。
ノリノリで聴いていたら次にやつが選曲したのが、
今日ご紹介するScott McCarlのアルバム「Play on」から「I'll be on my way」でした。
Raspberriesのラストアルバムにメンバーとして参加し、
エリック・カルメンと「Play On」という素晴らしい曲を共作した彼の1997年のソロアルバムからの1曲です。
初めて聴いた時はイントロの印象的なギターリフを聴いただけで、
もう「この曲大好き」と思ってしまったものです。
Jun 25, 2007
20/20 “20/20, Look Out!”
20/20 / 20/20, Look Out!
(1979-81, 1995/Oglio Records, SME/USA)
ある意味において、これはパワーポップのひとつの理想形と言ってもいいかもしれない。「甘さ」「カッコよさ」「ポップさ」の3拍子揃ったパワーポッパー、20/20(トウェンティ・トウェンティ)のご紹介です。
20/20 はオクラホマ州タルサの高校の同級生だったスティーブ・アレン(G.&Vo.)とロン・フリント(B.&Vo.)の二人を中心に結成。その後ロスに移り、メンバー交代を繰り返しながら、現在のバンド名 20/20 となる。78年にボンプよりシングル "Giving It All" でデビュー。これが初期ビートルズを思わせる3コードのシンプルなロックンロールでいい。アルバムには残念ながら未収だが、ボンプの20周年2枚組コンピ "Destination: Bomp!" で聴ける。79年にセルフタイトル・アルバム "20/20" でデビュー。81年にセカンド "Look Out!" をリリース。今回紹介するCDはそれら2枚のアルバムを1枚にまとめて95年に再発されたもの。
お気に入りの曲をいくつか挙げてみよう。まずは、その後のLAパワーポップ・シーンの賛歌(アンセム)的存在にもなった M-2 の "Yellow Pills"。ファンジンやコンピCDシリーズの名前に採られたので耳にしたこともあるだろう。エッジはさほどないが、アップリフティングで胸にグッとくる名曲だ。続く M-3 "Cheri" は熱いロッキン・チューンで、耳に残るリフレインと分厚いコーラスが素敵。ちょっとパブロック的な雰囲気でドライヴィンなギターがシビれる M-6 "Tonight We Fly"、ヴェルクラがライブでカバーしていた M-7 "Remenber The Lightning" も名曲(ちなみにヴェルクラ版のこの曲は "Rock Concert" というライブ盤で聴けます)。M-10 "Backyard Guys" も忘れてはならない。セカンドのオープニング・チューン M-13 "Nuclear Boy" はいちばん大好きな曲。パワポ好きでこの曲が嫌いな人なんているんだろうか。サビのユニゾンなんて、思わずシンガロングしてしまうこと必至。
まだまだ好きな曲は多いのだが、文字数が尽きた。残りはぜひ自分の耳で確かめて欲しい。捨て曲なしなので、他にもきっと引っかかる曲がたくさん見つかるだろうと思う。
Jun 24, 2007
SHOES ”Present Tense, Tougue Twister (2 in 1)”
SHOES / Present Tense, Tougue Twister (2 in 1)
(1979-1981, 1988/Elektra, Black Vinyl Records/USA)
パワーポップを成立させる三要素を「ビート」「メロディ」「ハーモニー」とするならば、このバンドはやや「ビート」は弱めかもしれない。しかし、こと「メロディ」「ハーモニー」に関しては極上中の極上。パワポ界屈指の美メロKING・シューズのご紹介です。
シューズはイリノイ州ジュオン出身の4人組。オランダにも同名のバンドがいるので要注意。ジョン(Vo, B)とジェフ(Vo, G)のマーフィー兄弟と、その幼なじみゲイリー・クリーブ(Vo,G)らを中心に70年代半ばに結成。この "Present Tense" と "Tougue Twister" は彼らのメジャー(エレクトラ)でのファーストとセカンドにあたる。
派手なギターリフはほとんど存在せず、シンプルなコード進行のバッキング、ドラムも機械的に一定のリズムを刻むばかりでオカズは皆無に近い。ミニマリズムといって良さそうな反復。色がないぶん、甘いメロディとボーカルが際立つ仕掛け。そんな訳で、耳当たりがいいのでさらっと流れていってしまうが、1曲1曲の粒立ちはめちゃくちゃ良い。捨て曲なし。いい意味でも悪い意味でも金太郎飴状態。
ボンプから出したシングル "Tomorrow Night" (M-1)、"Now And Then" (M-7)、後にDM3によってカバーされた "Too Late" (M-2)、"Cruel You" (M-10)、"I Don't Wanna Hear It" あたりのパワポ・チューンも勿論いいが、60年代の英国音楽への(あるいはバーズあたりのフォーク・ロックへの)憧憬を感じさせる"Your Very Eyes" (M-4)、"Every Girl" (M-8)、"Three Times" (M-11) などの美麗な曲群も捨てがたい。
思わず "Present Tense" の感想ばかりに傾いたが、セカンド "Tougue Twister" もその延長線上で素晴らしい。時代もあってかシンセ・キーボードが入ったニューウェーブ的なアレンジも見受けられるが、「メロディ」「ハーモニー」の良さは相変わらず。ちょっとチープ・トリックぽいスタイルの曲もある。
レジェンダリーな存在な彼らだが、実はいまだ現役のバンドで、10年ほど前にアルバムもリリース(ドラムでリック・メンクがゲスト参加!)している。現在はメジャーを離れ、自らのレーベル Black Vinyl Records を運営。メジャー時代の過去の音源もここから出している。
Jun 23, 2007
暑い夏には・・・・
こんばんわ!オサムです。
先日のマッカメロディ話からサー・ポールのライブ映像を良く見ています。
で、今日紹介するのはポールのバックバンドを努める素晴らしいギタリスト!
Rusty Andersonさん!!じゃじゃーん。
引っ張りだこのスタジオミュージシャンでありながら、
自らのソロアルバムも出しています。
曲によってはちょっとやりすぎ感もあるのだけれど、
素敵なパワーポップを聞かせてくれます。
実はポールのバックバンドと認識する前にアメリカでライブを見る機会があったのです。
普通にその辺を歩いていましたが、いいオーラ出してました。
後でポールのバックを支えていると知ってびっくり。
Jun 23, 2007
ゲスト講師 やっし様 from GROOVY*PLACE
ども、はじめまして、やっしといいます。このたび、Powerpop Academy でレビュー BLOG を書かせていただくことになりました。多くの方にパワーポップの魅力を知ってもらう一助となればいいな、と考えています。権威的・啓蒙的になることなく、あくまでリスナー目線で良盤を紹介していくつもりです。ドゾドゾよろしくお願いします。
取り急ぎ自己紹介―――。
1971年長崎県生まれ。パワーポップ/ギターポップ中心のディスク・レビュー・サイト GROOVY*PLACE 管理人。なんちゃってDJ&イベントオーガナイザー(現在開店休業中)。実体は一介のサラリーマン。古本&中古盤漁りと町歩きをこよなく愛するワナビー植草甚一な36歳。洋楽の聴き始めは中学生の頃で、MTVやベストヒットUSAがきっかけ。18歳の時にストーン・ローゼスらマッドチェスター・ムーブメントを体験し、くすぶっていた洋楽熱が再燃。20代はその影響でテクノやハウスなどのエレクトロニック・ミュージックに傾倒し、同時にブリット・ポップなどのUKロックにも熱中。20代後半よりUSインディにハマりはじめ、その中でもパワーポップ的なフィーリングを持つバンド群に惹かれていく。聴く者の心をグルーヴィに震わせる、グッド・メロディー、グッド・ハーモニー、グッド・ヴァイブレーションなバンド&楽曲を日々探求しています。
GROOVY*PLACE → http://groovyplace.at.infoseek.co.jp/
Jun 8, 2007
GOOD QUESTION ”Thin Disguise”
こんばんわ!オサムです。
段々夏の香りがして来ましたね。
今日は先日発売になったポールマッカートニーさんの新譜を聞いていました。
パワーポップと言えばやはりビートルズが無かったら生まれなかったジャンルではないでしょうか。
そこで今日はマッカメロディ(マッカートニーっぽい)一枚をご紹介。
「GOOD QUESTION」というバンドの「THIN DISGUISE」というアルバム。
このバンドはVAN DURENさんという人がやっていたバンドなのですが、
この人は素敵なマッカメロディを作るのです。
1985-1987レコーディングのアルバムです。
当時のメガネ姿がメガネロックの原型を感じさせます。
素晴らしい若さあふれるパワーポップではないでしょうか。
http://www.vandurenmusic.com/